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仕事を知る

乗馬インストラクターとは

初級者から上級者、子供からお年寄りまで 安全で楽しい乗馬ライフをコーディネートする仕事です

乗馬クラブで、会員の人たちに、馬に安全に乗るための技術や、乗馬の楽しみ方をアドバイスするのが、乗馬インストラクターです。趣味として、スポーツとし て、また子供たちの体験乗馬など、さまざまなお客様に技術上達の喜びや、馬と触れ合うことの楽しさなど、楽しい乗馬ライフをコーディネートする指導をする ので、自らが乗馬技術を身につけるのははもちろんのこと、人に教えるためのスキルが必要になります。そのため、乗馬クラブや専門の学校・スクールなどで学 び、複数の団体が発行している「乗馬インストラクター」のライセンスを取得して仕事に就くことが一般的です。
仕事は、乗馬指導がメインですが、日々の馬の飼育管理や、馬のトレーニングもインストラクターの仕事。体力も必要です。また、乗馬大会や、馬との触れ合いなどのイベントの企画運営を行うこともあり、馬に関わる幅広い仕事をします。
仕事に就いてからも、乗馬技術を磨き、大会に出場したり、インストラクターとして高いレベルの資格取得を目指していけますし、馬の魅力、楽しさを多くに人に知ってもらうことができる仕事は、馬が大好きな人にとって、とても魅力ある仕事です。

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TOPICS!

「乗馬(ヒポ)セラピー」(動物介護療法)

障がい者が乗馬を通して機能回復の機会を推進したり、スポーツとしての乗馬を楽しめるように、乗馬クラブなどで行われている活動が注目されています。趣味 やスポーツだけでなく、障がいを持った方のリハビリや、子供達の情操教育、お年寄りの健康促進などのための乗馬を指導する人材も求められています。
馬 はおだやかで人なつっこく、従順な動物である馬とコミュニケーションをとりながら、一人ひとりが楽しめる乗馬は、特別な運動能力を必要とせず、子供からお 年寄りまでが楽しむことができます。 乗馬では、馬の動きで上下、左右、前後に揺れ、この揺れと馬の体温が適度の緊張とリラックスを生み、馬に乗っている人は自然に馬の動きに合わせてバランス を取ろうとします。これが脳幹を刺激し筋肉の発達や血液の循環を助け、肺活量も増すなど健康全般を促進することになるのだそうです。
障がいのある 人が馬とコミュニケーションをとることで生活に積極性が出たり、馬に乗ることで姿勢が良くなったり、股関節が広がるなどのリハビリ効果があります。まだ、 走ることができない人が、乗馬によって風を切って走る爽快感が味わえるなど、満足感や自信が生まれてきます。この障がい者乗馬は、各都道府県でも力を入れ 始めています。
乗馬は、スポーツ、趣味だけでなく、療法や教育といった要素でも広がりを見せており、乗馬インストラクターの仕事も広がっています。