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資格・試験情報

メイクアップのプロとして不可欠の資格試験
技術はもちろん、スキンケアやマナーも問われます

ヘアメイクアーティストに関連する資格は多数ありますが、中でもメイクアップに関する資格はその柱といえるでしょう。

「メイクアップ技術検定試験」は、国際的に通用するメイクアップアーティストの育成を目指し設けられた検定試験で、日本メイクアップ技術検定協会が主催しています。

4級から1級まであり、下の級に合格すると次の上位級を受験できるシステム。筆記試験・実技試験ともに、100点満点のうち80点以上で合格となります。

4級は筆記試験のみで、皮膚科学理論やキンケア理論、メイクアップの基礎知識などが出題。3級以上になると、実際のモデルを用いた実技試験もあり、スキンケアからベースメイクの技術、さらに1級では、接客マナーやカウンセリングのスキル、モデルとのコミュニケーションスキルなども問われます。

JMAメイクアップ技術検定(4級)試験概要

試験開催時期 毎年3月頃/年1回
試験開催場所

東京、大阪、福岡、札幌など

※JMA認定校の場合は校内で受験できます

受験資格 特に無し
試験形式 筆記試験(40分)
試験科目 特に無し
受験料 5,500円 (3級:6,500円/2級・1級:8,500円)
申し込み方法 ホームページまたはモバイルページから申し込み、受験料を振込む
試験に関する 照会先

社団法人 日本メイクアップ技術検定協会

〒108-0014 東京都港区芝5-1-13 三ツ輪三田ビル2F

Tel:03-5765-9123

その他の関連資格

ヘアメイクアーティストを目指すなら、メイクアップ技術検定の他にも、これらの資格を持っておくと就職時や現場で役に立ちます。

【美容師免許】※国家資格

近年、美容業界では、「首から上」の施術を行う場合には「美容師免許」を必須とする、という動きが出てきています。
そのため、ヘアメイクアーティストを目指す人は美容師免許の取得は前提としておきましょう。
美容師免許は、高校を卒業後、厚生労働大臣が指定する美容師養成施設(通学制は2年以上/通信制は3年以上)を卒業し、国家試験に合格すると美容師免許を取得できます。
試験は実技課題と筆記試験があり、実技は、第1課題「カット」、第2課題で「オールウェーブ」もしくは「ワインディング」。筆記試験は、100分50問、衛生管理や関係法規、美容の技術理論などが出題され、60点以上で合格となります。

合格率:通学制受験者:80%前後 通信制受験者:50%前後

主催:財団法人 理容師美容師試験研修センター

【アシスタント・ブライダル・コーディネーター(ABC)検定】

ブライダル関連の知識や資格を持っておくと、ブライダルサロンや結婚式場など活躍の場所がさらにひろがります。
ABC検定は、多様化しているブライダルの形式に対応し、お客様に対して的確なアドバイスができる人材を育成するために設けられた検定試験。マークシート方式の筆記試験で、ブライダルを担当する者が心得ておくべき基礎的な実務知識が問われます。試験は60分100問、合計得点70%以上で合格になります。

主催:社団法人 日本ブライダル事業振興協会

【ネイリスト技能検定(3級/2級】

国際的に通用するネイリストの育成を目指し設けられた検定試験。3級から1級まで、すべて筆記試験と実技試験があり、両方100点満点中80点以上で合格になります。
1級:トップレベルのネイリストとして必要とされる総合的な技術及び知識/2級:サロンワークで通用するネイルケア、リペア、チップ&ラップ、アートに関する 技術及び知識/3級:ネイリストベーシックのマスター。ネイルケアに関する基本的な技術及び知識

合格率:通3級:88.32% 2級:41.10% 1級:38.44%

主催:一般財団法人 日本ネイリスト検定試験センター

【着物着付師(初伝・中伝)】

成人式や卒業式、結婚式などのヘアメイクでは、「着物」にあわせたメイクというケースもでてくるため、着付けの資格や技術を持っておくと、さらに幅広く活躍でき、就職時にも強い武器になります。
初伝は、浴衣から外出着までを自分で着るための知識と技術を学び、中伝ではフォーマルな着物の着付けのスキルを活かし、七五三の着物や留袖、振袖、袴などを人に着せることができるようになります。
また、美容師免許を取得していると、花嫁の着付け技術を習得する「花嫁着付師」も受講できます。

主催:財団法人 国際美容協会 山野流着装

【パーソナルカラー検定®】

お客様にメイクアップを施す際は、肌の色や服装に合った色味、髪の色とのバランスなど、色彩やカラーコーディネートに関する知識も必要になります。ヘアメイクのプロとして活躍するなら、こういった資格も勉強しておくとよいでしょう。
検定試験では、色彩知識と配色テクニック、パーソナルカラーについての知識が問われます。 3級~1級まであり、3級・2級は筆記試験のみ、1級は筆記試験+実技試験が行われます。

主催:一般財団法人 日本パーソナルカラリスト協会

【ファッション色彩能力検定】

色彩に関する基礎知識から高度な色彩運用、カラー・コーディネートスキルまでを身につけ、アパレル企業など実践で活かすための検定試験。3級と2級があり、マークシート方式の筆記試験が行われます。

主催:財団法人 日本ファッション教育振興協会

【JESC認定コミュニケーションスキルアップ検定】

将来、接客業に就くための効果的なコミュニケーション方法を学び、就職活動やプロとして働く現場で活かすための資格。サービスマインドやプレゼンテーションスキルを身につけます。

主催:財団法人 滋慶教育科学研究所