「ショコラティエ」は、チョコレートからお菓子やデザートを作る、チョコレート専門の職人のことです。
洋菓子を作る「パティシエ」という職業は日本でもよく知られるようになりましたが、日本ではチョコレート菓子を作ることもパティシエの仕事のひとつにくくられているため、あまり知られていない職種です。しかし、フランスやベルギーでは、洋菓子職人をさらに細分化した「ショコラティエ」、「グラシエ（アイス職人）」、「コンフィズール（ジャム、砂糖菓子職人）」も歴史ある職業で、活躍しています。
ショコラ専門店も「ショコラティエ」と呼ばれます。最近では、海外の有名ショコラティエのチョコレートショップや、高級チョコレートを扱うチョコレートショップも増えています。

製菓の中でも特に、温度管理や品質保持、造形が難しいと言われるチョコレート。そこで専門知識と技術を持つスペシャストが活躍しているのです。綿密な作業が大半を占めていますから、綿密な作業が得意な人に向いている仕事と言えるでしょう。
膨大な種類のチョコレートから、オリジナリティある菓子やデザートを、高い技術を持って作り上げるのがショコラティエという仕事です。
日本でもだいぶショコラの専門店やショコラティエという言葉が一般化してきましたので、これからはその普及に合わせて、ショコラの消費も増えていき、より良いものを求める欲求も高まってくると思われます。今後は、クオリティの高い、優れた製品を求めるようになるでしょうし、同時に、ショコラティエの存在感もましていくことでしょう。