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仕事を知る

グラフィックデザイナーの仕事

グラフィックデザイナーが生み出した作品は
私たちの生活のなかにあふれています

電車の中や駅のホーム、新聞や雑誌のページ、店先の陳列のなか…。グラフィックデザイナーの仕事は、私たちの生活している環境のあちらこちらにあふれています。最近では様々なジャンルに広がりをみせる、グラフィックデザイナーの仕事のなかでも基本的なものを紹介します。

ポスター

屋外・屋内を問わず壁や柱などに貼られる広告・宣伝のための印刷物。配布するためのチラシや、紙に印刷しない看板とは区別します。離れていても目立ち、伝えたい情報が分かりやすいデザインが求められます。

雑誌広告

主に企業が商品やサービスの宣伝のために使う広告。雑誌ごとの読者層に合わせた宣伝ができるため、効果も高く掲載費用も高額になるものが多いため、より的確な情報を盛り込んだデザインが求められます。

パッケージ

お菓子やドリンクなど店頭に並ぶ商品パッケージにも、商品の特徴やコンセプトが伝わるデザインが求められます。パッケージデザインが商品の購入を決めるきっかけになることもあるほどです。

ロゴマーク

企業や学校、スポーツチームのマーク。キャンペーンやイベントに使われるマークなどで、団体の特徴や活動内容を図案化したり、頭文字をモチーフにしたり、柔軟なアイデアをカタチにする力が求められます。

ツール

商品の販売促進や活動の宣伝などに使われる、様々なアイテムです。一貫性を持ったデザインでそろえることで、その商品や活動を行っている企業・団体がすぐに連想できます。

グラフィックデザイナー仕事の流れ

オリエンテーション

世の中に向けて発売したいものや、お知らせしたいことを抱えるクライアントとの打ち合わせ。伝えたいテーマやコンセプトなどを、的確に聞き出してデザインに組み込まなければならないので、ここでのコミュニケーション力は重要になります。

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デザイン素材の用意

平面にデザインしていくための、写真やイラストなどの素材を用意します。カメラマンに依頼して撮影をし、イラストレーターにイラストを描いてもらい、必要であれば地図やシンボルマーク、アイコンの作成なども進めます。なかには、イラストや地図の作成まで自分で手がけるデザイナーもいます。

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デザイン制作

材料をもとに平面の世界にデザインを構築していきます。色や文字、写真の加工やイラストの配置など、完成したときにどれだけ美しく、伝えたいテーマやコンセプトを明確に表現できるかにすべての力を注ぎます。

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完成したデザインの提案

仕事の始めに決められた、納品までのスケジュールに沿って、完成したデザインをクライアントに提案します。クライアントは完成したデザインが、伝えたいテーマやコンセプトを表現できているか、見た人の印象に残るデザインかなどを検討します。

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検討修正

デザインの提案に対して、クライアントから指摘された修正内容を踏まえて、デザインに修正を加えていきます。ここでの修正が少ないほど、クライアントの希望に沿ったデザインの提案ができたということになります。

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納品

間違いのない情報が組み込まれ、修正の結果にクライアントが納得したデザインを印刷会社などに納品します。ここからはグラフィックデザイナーの手を離れ、印刷物やホームページ、電子媒体として完成したものが世の中に発信されます。