パターンメイキングやCAD、洋裁に関する技術は必須。
幅広い要望に応えることができるパタンナーを目指しましょう
パタンナーを目指す上で必須の資格はありませんが、よく求められる資格として(財)日本ファッション教育振興協会の定める「パターンメーキング技術検定」があります。この資格はパタンナーの採用において、ほとんどの企業などで求められる資格なので、パタンナーを目指す人は取得しておくことをおすすめします。
その他に、近年PCを使用してパターンを作製することも多くなったため、CAD(コンピュータによる設計支援システム)に関する資格として、(社)コンピュータソフトウェア協会の主催する「CAD利用技術者検定」なども取得しておくとよいでしょう。
その他、縫製に関する技術として(財)日本ファッション教育振興協会の主催する「洋裁技術検定」や東京商工会議所検定センターが主催する「和裁検定試験」、ファッションビジネスに関する資格として、(財)日本ファッション教育振興協会の定める「ファッションビジネス検定」などの資格も大いに役立ちます。
デザイナーが描いたデザイン画をもとに、洋服をつくるための型紙を起こす技術と知識を審査する検定試験。3〜1級の3段階に分かれており、3級は入門、2級は専門、1級は実務レベルとなっている。筆記と実技試験に合格することで、資格が取得できる
CAD利用技術CADシステムを利用して設計図などを作製するための技術と知識を審査する試験。筆記試験に合格することで資格を取得できる
衣服を製作するため必要な知識と技術を審査する検定試験。初級から上級まで3つのレベルに分かれており、初級は基礎、中級は専門、上級は実務レベルとなっている。筆記試験と実技試験に合格することで、資格を取得できる
ファッションビジネスに携わるための知識や能力を審査する検定試験。3〜1級の3段階に分かれており、3級は基礎、2級は実務、1級は広範囲にわたる専門的な知識が問われる。筆記試験に合格することで、資格が取得できる
着物を仕立てるための技術や知識を審査する検定試験。4〜1級の4段階に分かれており、4級は初歩、3級は基礎、2級は職務、1級はより高度な職務レベルの技術と知識が問われる。筆記・実技試験(3級からは縫製試験も実施)に合格することで、資格が取得できる