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仕事を知る

フラワーコーディネーターとは

空間やイベントを演出する、花のスペシャリスト

フラワーコーディネーターは、ショップやレストランなどを装飾したり、イベントや舞台などの大きな会場の装飾、結婚式場のデコレーション、テーブルの装花、新郎新婦のブーケやブートニアなど、花を使って空間を演出する仕事です。ショップなどで花をアレンジしたり、リースやアレンジメントの企画・制作も行います。フラワーデコレーター、フラワーアーティストも同じ職業です。

SPECIAL MESSAGE

「フラワーコーディネーターの魅力」

自分が手掛けた花で、
お客様に感動いただける仕事

中島 由里子さん

プロフィール

女子美術大学芸術学部絵画科洋画専攻卒業後、フラワーショップ店長として、カジュアル、ブライダル、フューネラル、ガーデニングと幅広くフラワービジネスに関わる。現在、東京コミュニケーションアート専門学校フローリスト専攻担任。

フラワーコーディネーターの仕事とは、空間を「花」で演出する仕事です。自分が手掛けた花で、お客様に感動していただけた時が、この仕事を選んでよかったと思いますね。季節感あふれる様々な花に触れられことも、花の仕事の楽しさです。
プロを目指したときは、生涯最大のセレモニーであるブライダルフラワー全般をプロデュースすることを目標としていました。初めてお客様のウェディングブーケの注文を受けた時は、打ち合わせ、花材の仕入れ、制作、配達という過程の全てにおいて非常に緊張しましたが、お客様に喜んでいただけて、とても嬉しかったことを覚えています。

「花」の仕事は、生きている植物を扱いますので、マニュアルどおりの対処が通用しない場合が多く、状況に応じ柔軟で的確な判断をすることが難しいです。また、冠婚葬祭に関わる仕事でもあるので、場面に合わせた対応に充分な配慮も必要です。「花」が好きであると同じくらい、接客の仕事になるので「人」も好きであることです。また、この仕事に就くにあたり、特定の資格がなければいけないというものはありませんが、取得しておくと就職に有効な資格はあります。例えばフラワーデザインの資格、カラーコーディネートの資格などです。また、配達や仕入という業務内容も重要になりますので自動車運転免許を取得しておくと仕事の幅が広がると思います。

生活に癒しやうるおいを与えるとともに、感動を与えるのが「花」です。その「花」を使って新しいライフスタイルを提案するフラワーコーディネーターを目指してほしいと思います。