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仕事を知る

イラストレーターとは

独特のタッチや世界観が観る人をひきつける、
広告や書籍で活躍する絵のプロフェッショナル

雑誌の表紙や誌面、ポスター、書籍やCDのカバーなどでメインとなるビジュアルや挿し絵を描くイラストレーター。なかには、作品を発表しながらアーティストのように活動する人気作家になる人もいますが、多くのイラストレーターはデザイナーやプロデューサー、編集者などのクリエーティブな職業の人と共同で、商業的な印刷や映像の作品に参加し、作品が世の中に発信されていきます。
イラストを通して見る人に情報をよりわかりやすく伝えたり、広告やパッケージを通して商品の魅力を伝えたり。イラストレーターはさまざまな形で社会に貢献することのできる、ビジュアル表現のプロフェッショナルです。
今でも手描きの作品が主流ですが、色を塗る作業ではパソコンを使うという人も多く、仕事や作風によっては下書きの段階からすべてパソコンで作業をすることも珍しくなくなりました。また、国家資格や特別な資格を必要としないこと、センスや技術を磨き作品の個性で評価されることも多いため人気の職種となっています。

SPECIAL INTERVIEW

イラストレーターの魅力

東元光児さん

プロフィール

ユニクロのコラボTシャツや、AGFのブレンディ・限定ボトルなど、 企業の商品やポスター、パンフレットのイラストを多数手がける。 英国誌「MONOCLE」誌上でも活躍中。

好きなことを仕事にしているから、仕事のストレスはゼロですね

絵を描くことが好きです。絵を書くことが三度の飯よりも好きであることって、イラストレーターを目指す人には絶対に必要な資質だと思います。自分は絵だけで生計をたてることを目標にこの世界に飛び込みましたが、好きなことを仕事にできているから仕事についてのストレスなんてないんです。…でも、あまりにも説明的なイラストを描かなければならないときは、さすがに楽しめないですけどね。

イラストレーターの仕事は競争相手が多いので、そのなかで自分がクライアントに選ばれなければならないというシビアな部分ももちろんあります。その分、完成した作品でクライアントに喜んでもらえたときは、この仕事をしていて良かったと思えます。あとは、自分の生み出した作品を街のなかでみかけたときもうれしくなりますね。
これからイラストレーターを目指すなら、とにかくたくさんの絵を描いてください。それこそプロのイラストレーターよりも多くの絵を描くことが、本物のイラストレーターへの近道だと思います。