メーカーやデザイン事務所が就職先。
ヒット商品を手がけ、独立して活躍もできます
今も昔も、イラストレーターの仕事は紙の上がメインですが、紙の上だけに限定してしまっては仕事の種類も、作品の幅も広がりません。インターネットがひとつのメディアとなった現代では、ホームページでの仕事もたくさんあり、パソコンを使って作品を描くスキルを身につければ、インターネットや電子書籍といった新しいフィールドでの活躍も見込めます。
また、イラストレーターとしてのセンスを発揮して平面のイラスト以外に、クレイ(粘土)による立体イラストの世界で活躍したり、キャラクターデザイナーとして活躍するマルチな才能をもったイラストレーターも登場しています。
フリーランスとしてやっていく覚悟は必要。
イラストレーターは基本的には自営業!
イラストレーターは、チームを組んで仕事にあたることはほとんどありません。作品の個性=作家なため、仕事が重なってたいへんだとしても、他の人に代わってもらうこともできません。ですから、イラストレーターを職人として積極的に雇用する企業はほとんどありません。そのため、最初からイラストレーターを目指して活動するか、広告代理店やデザイン会社、企業の広告部などのキャリアを経て、イラストレーターとして独立する人がほとんどです。
新聞や雑誌、テレビなどの広告枠を広告主に提供し手数料を得るのが主な業務ですが、制作部門を備えている場合も多い。制作の現場を経験しながら、独立後のネットワークを築くことも可能です。
商品を提供する企業の広告や商品開発の部署で、キャラクターデザインやパッケージ制作を経験しながら、イラストレーターとしてのスキルを磨いて独立を目指すことも可能です。
広告やパッケージデザインに強いデザイン会社や、Webデザイン会社などでイラストの仕事に携わりながら、最終的に独立を目指します。独立後のネットワークを築きやすいのもポイントです。
コミュニケーション力や画力、作品の個性などに自信があれば最初からフリーランスとして仕事をすることも可能です。売り込みなどの営業も積極的にできる行動力や度胸も求められます。