高度な専門知識が問われる資格試験。
目標を決めてしっかり勉強しておきましょう
「医療情報技師」は、日本医療情報学会が認定する民間資格。
検定試験では、【医学・医療系】【医療情報システム系】【情報処理技術系】という3分野でそれぞれ筆記試験があり、「医学・医療系」では、医療制度や法律、病院の組織体制や運営管理に関する知識、また、医薬品や人体の構造、臨床検査といった専門知識も問われます。
「医療情報システム系」では、個人情報や診療記録の取り扱い、病院システムの設計開発や運用管理、データ分析に関する知識や技術、そして「情報処理技術系」では、ハードウェアやソフトウェア、ネットワーク技術といったコンピュータに関する基本知識、データベースの運用やセキュリティ管理、システム開発のための知識など、幅広く高度な専門知識が求められます。
合格率は、全国平均33%前後と決して高くはありません。出題範囲が広く、高い専門性が求められる試験ですが、現場ではさらに応用力や臨機応変な対応が求められますので、知識をしっかり自分のものにすることが大切です。
また、医療情報技師資格の有効期限は、合格(更新)から5年となっており、有効期限内に医療情報に関連する実務活動や学会への参加、および更新の申請が必要になります。
試験開催時期 | 年1回 |
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受験資格 | 札幌、仙台、東京、金沢、名古屋、大阪、倉敷、北九州、鹿児島、沖縄 など
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試験形式 |
特になし
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試験方法 | 筆記試験(マークシート方式) |
試験科目 |
医学・医療(60分)/ 情報処理技術(90分)/医療情報システム(60分) |
受験料 | 15,000円 (消費税込) |
申し込み方法 | 医療情報技師育成部会Webサイトにて申し込み |
試験に関する照会先 | 一般社団法人 日本医療情報学会 |
診療情報管理士認定試験を受験するためには、日本病院会が認定する大学もしくは専門学校の必要課程を修了するか、短期大学・専門学校を卒業後、日本病院会が主催する通信講座(2年制)を修了する必要があります。
認定試験に合格すると、社団法人日本病院会、社団法人全日本病院協会、社団法人日本医療法人協会、社団法人日本精神科病院協会という4つの病院団体、および財団法人医療研修推進財団の認定する診療情報管理士として登録されます。
診療情報管理士は、カルテに記載された病名などを国際的な基準に沿って分類する「コーディング」という業務を行いますが、そのためには、7,000以上ある病名を数字コード化する必要があり、当然ながらその分類やコードも熟知していなければなりません
この認定試験ではそうしたコーディングの知識から、人体の構造や働きといった医学に関する知識、医学用語など幅広い専門知識が問われます。合格率は、全国平均50%前後と決して高くはありません。出題範囲が広く、すべての分野で合格基準を超える必要があるため、覚えることがとにかく膨大。現場ではさらに応用力が求められますので、知識をしっかり自分のものにして試験に臨みましょう。
試験開催時期 | 毎年2月/年1回 |
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受験資格 | 北海道、宮城、栃木、東京、新潟、長野、愛知、三重 大阪、岡山、広島、高知、福岡、熊本、鹿児島、沖縄 全国16都市 |
試験形式 |
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試験方法・試験科目 | 筆記試験 試験科目 (1)基礎分野
(2)専門分野
(3)分類法
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受験料 | 10,000円(※ 認定料30,000円が別途必要になります) |
申し込み方法 | 受験申込書他指定の書類を「社団法人日本病院会 通信教育課」へ提出する |
試験に関する照会先 | 社団法人日本病院会 通信教育課 |