なりたい仕事のことを知る ナリカタ

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いろいろな職種の人と連携し患者さんを自立に導くことがこの仕事の醍醐味です。

荒田 和昌さん事務職 → 義肢装具士(株式会社大装ブレース 勤務)

  • インタビュー内容・勤務先等は取材当時の情報となります

患者さんと触れ合う仕事がしたくて、事務職から義肢装具士へ

中学からずっと仲良くしていた先輩の家が義肢装具の製作施設で、話を聞いているうちに興味を持ち、大学卒業後、義肢装具の会社で事務職として働きはじめました。でも、働くうちに患者さんとふれあう仕事がしたいという想いが強くなり、資格取得をめざして専門学校へ入学しました。学校では、知識を得ることはもちろんですが、一緒に学び、夢を目指せる仲間ができたこと、そして先生との出会いなど、たくさんのすばらしい人と出会えたことが一番の財産だと思います。

患者さんの喜ぶ顔に出会えることが一番のよろこびです

現在の仕事では、病院をまわって医師や理学療法士、作業療法士の方と打ち合わせを行い、患者さんに必要な義肢装具の提案や採型を手がけています。その後、会社の技術者と連携して義肢装具を作製していきますが、さまざまな専門職の知識を結集し、患者さんを自立に導いていくことが仕事の醍醐味にもなっています。でもやっぱり、患者さんの喜ぶ顔に出会えたときが一番うれしい瞬間ですね。

将来的には国際協力にも携わっていきたい

昨年、後輩がJICA(国際協力機構)の青年海外協力隊として赴任しているドミニカ共和国に、休暇を利用して2週間滞在しました。隊員の施設や活動を見学しましたが、コミュニケーションをはじめ、国際協力の難しさを体感するとともに、自分の技術不足も感じました。今後はより意識的に技術を高めていき、そして改めて、国際協力にも関わっていければと思います。