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仕事を知る

監督・コーチの仕事

技術や戦術の指導を通じて、選手のテクニックや能力の向上を目指します

フィジカル・メンタル両面から選手を支えます

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選手の能力を全面的に伸ばしていくのが、監督・コーチの仕事です。大会や試合でより良い結果を残すため、選手の弱点を克服するための練習メニューを考案・実践したり、新しい技術を教えるなどして能力を向上させてゆきます。また、技術面の指導だけでなく、精神面から選手を支えるのも大切な仕事の一つです。

スポーツ選手の中には、自分の能力や試合結果に対し敏感に反応する人も多く、これらは日々のモチベーションにも大きく影響することがあります。後ろ向きな気持ちが怪我やアクシデントを呼び込んだり、本人や他の選手のパフォーマンスを著しく下げることもあるので、気持ちの落ち込みが見える選手とは多くコミュニケーションを取るなどして、メンタルバランスを調整します。心身ともにベストコンディションに近い状態でいられるように、監督・コーチはフィジカル・メンタル両面から選手を支えていく必要があるのです。

より良い組織づくりのためのマネジメント

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指導力と併せて求められるのが、選手やチームを管理するマネジメント能力です。選手やチームは、「まとめ役」がいて初めて機能するもので、監督・コーチがこの「まとめ役」にあたります。選手の能力とコンディションを把握し、環境、施設などを調整しながら、最高の結果を目指す。そのための指揮権を持っているのが、監督・コーチなのです。情熱を注いで選手たちを育成する一方で、人・モノの調整においては冷静な判断力が必要となります。より良いチームづくりを行うためには、指導法だけでなくチームの運営やマネジメントについても学んでおくとよいでしょう。