なりたい仕事のことを知る ナリカタ

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なりかたを知る

必要な知識・求められる資質

日本観光を楽しんでもらうための豊富な知識と、日本の“顔’’として働いているという意識も大切です

必要資格
通訳ガイドを目指す上で必須となるのが「通訳案内士」(国家資格)です。また、近年では通訳ガイドがツアーコンダクターを兼任する機会も増え、通訳案内士とあわせて「旅程管理主任者」の資格も求められるケースが多くなってきました。これから通訳ガイドを目指す方は双方の資格を取得しておくと、働く際に非常に有利になります。
求められるスキル・資質

・語学力 ・コミュニケーション能力 ・サービスマインド ・観光地に関する豊富な知識

・スケジュール調整能力 ・リーダーシップ

楽しい旅をつくるのは、豊富な知識

観光地に関する知識や情報は、旅を盛り上げるための大切な要素です。外国人観光客の方も通訳ガイドの案内を楽しみにしているので、その期待に応えられるよう、観光地の情報や日本の地理、歴史などを幅広く知っておきましょう。また、豊富な情報を活かして、お客様の好みにあった提案や案内を行うと非常に喜ばれます。そうした提案ができるようになるためには、お客様と積極的にコミュニケーションを取り、どんな人達がツアーに参加しているのかを把握しておくことが大切です。

日本の顔として、日本の良さを紹介する仕事

通訳ガイドは「日本を世界に紹介する」という役割も担っています。また、通訳ガイドの態度や言葉から、日本への印象が決まることもあるので、日本の"顔"として働いているという自覚も必要です。「日本のよい部分を伝えたい」という気持ちと日本をよく知らないお客様への細やかな配慮、そして笑顔を忘れずに楽しいツアーづくりを心がけましょう。

リーダーシップと柔軟な対応力は通訳ガイドに欠かせない能力

通訳ガイドは基本的に1人でバス1台分(10人〜50人程度)のお客様を担当します。引率者がしっかりしていないと団体行動に支障が出たり、トラブルが起きることもあるので、通訳ガイドには集団をまとめて、引っ張っていくリーダーシップが必要となるのです。
また、ツアー中にスケジュールが後倒しになることがあれば、素早くその後の予定を変更し、1日の日程を消化できるように調整するのも通訳ガイドの仕事です。予定外の事態にも慌てず柔軟に対応できる力と、冷静な判断力を身につけておきましょう。