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仕事を知る

ホームヘルパーとは

自宅での介護を求める人のために
身辺のケアを行う訪問介護のプロ

「ホームヘルパー」とは、都道府県による認定資格、身体的・精神的に日常生活を送るのに支障がある高齢者や障がい者などに対して、生活面でのサポートをするために家庭を訪問して介護サービスを提供する人のことです。

1960年代には「家庭奉仕員」と呼ばれ、自治体の福祉サービスの一環として稼働していましたが、1989年に高齢者福祉に関するサービスが整備され、ホームヘルパーという呼び名が誕生。それと同時に資格を取るための研修制度が全国で統一されました。現在、ホームヘルパーの資格は3級からありますが、介護職に就くためにはほとんどの場合、2級以上の取得が必要とされています。また、その上位ランクの国家資格として介護福祉士があります。

ホームヘルパーは「訪問介護員」と呼ばれるように、主に利用者の家庭を訪問して在宅ケアを行います。そのほか、デイケアサービスやショートステイ型の老人福祉施設に勤務して介護を手がけるケースも。少子高齢化が進む中で、在宅での生活を続けたいと希望する高齢者の増加や、家族介護の負担増の問題もあり、プロの手による介護サービスへのニーズが年々高まっています。ホームヘルパーは、その重要な担い手なのです。

ホームヘルパーの魅力のポイント

1社会的貢献度が高い
身体が不自由な人々を介護しながら支えていく仕事なので、利用者とその家族に喜ばれることはもちろん、高齢化社会に大きく貢献できます
2資格が取りやすい
ホームヘルパーは、都道府県による認定資格です。規定の養成講座を受講して修了すれば資格を取得することができるので、介護福祉士などほかの福祉関連の国家資格に比べて短期間で取りやすいのが魅力です
3就職先が豊富
高齢化の進行と共に、介護人材のニーズは右肩上がり。訪問介護だけではなく福祉施設での需要もあり、就職率は安定しています