鈴飯田 隆斗さん環境分析技術者 (株式会社住化分析センター)
出身校東京医薬専門学校
環境や医薬品などの分析、調査を行う「住化分析センター」で、環境関連会社などのメーカーから依頼を受けた様々なサンプルの分析を担当しています。
試作品の不具合が確認された時、その原因を解明するのが僕の仕事ですが、自分の分析結果が地球環境や医薬品などの開発を支えるだけに、責任は重大。オーダーに対する的確な対応と正確な作業が、高いレベルで要求されます。 でも、自分が手がけた仕事に対してお客様からメールをいただくこともあるので、やりがいも大きいですね。
分析の現場では、チームワークがとても重要になります。自身の判断力を高めることも当然ですが、周りのスタッフとともに考えることも、正確さを高めるための大切な要素です。
また、実験というのはミクロ、マクロの世界で、機器の取扱は非常に難しく、操作にも高い技術力が求められます。
でも、僕が通った東京医薬専門学校では本物の分析機器を使った実習もあり、装置や器具の機能、扱い方なども在学中にみっちり学ぶことができました。そうした実践的な授業が役に立っていることはもちろんですが、それ以上に、学校では「精神面」について学んだ気がします。 「分析結果に対する判断力」「最後まで正確にやり遂げるという心構え」現場でも重要とされるこうした要素こそ、僕が本当に得たものなんだと思います。
株式会社住化分析センター
土壌調査や水質調査などの環境調査・測定から、創薬の研究支援、医薬品の安全性試験、食品の残留農薬分析まで、環境、電子、医薬品、食品といったあらゆる分野の分析、測定、調査業務を行う、国内最大規模の総合分析会社。