なりたい仕事のことを知る ナリカタ

  • ナリカタコラム
自然や環境について、
仕事を通して子供たちに伝えていきたいと思った

馬場 勇樹さんアウトドアインストラクター 株式会社ファミリ 野外活動研究所

  • インタビュー内容・勤務先等は取材当時の情報となります

実習を通して、自然の美しさや仲間の大切さを改めて感じた

「環境保全の仕事がしたい」という漠然とした動機で専門学校に入学しました。具体的にどんな仕事がやりたいかは、学校生活での経験の中から見つけようと思っていました。そのため学校ではとにかくいろいろなことを経験しようと考えて、講師の先生方のお手伝いやインターンシップでの実習など、機会があればなるべく参加するようにしました。そうしていると、この業界の仕事のやりがいとともに大変さが見えてきて、テレビなどの情報だけでイメージしていた「理想」とはまた違った現実を知りましたた。だからこそ、こうした活動の中から様々なことにチャレンジすることの大切さを学ぶことができました。その中で一番印象に残ったのが、キャンプ実習でした。その実習を通して「自然の美しさ」や「仲間の大切さ」などを改めて感じました。そして、「アウトドアインストラクターという仕事を通して、自然や環境のことを子どもたちへ伝えていく仕事がしたい。」と思い、今勤めている株式会社ファミリグループへ入社しました。

子どもたちの「ありがとう!」「楽しい!」の声を聞くとやりがいを感じる

この仕事の面白さは、アウトドア活動を通して子どもたち関わることができることです。キャンプ生活の中で子どもたちの成長をじかに見ることができ、「自然って楽しい!」「僕にもできた!」「ありがとう!」といった声を聞くと、とてもやりがいを感じます。そして、「この子たちが大きくなってもこの気持ちを大切にして成長してほしいな」と思います。また、自分自身も楽しみながら仕事をしています。夏は海でカヤックやスノーケル、冬は山でスキーや雪山でのキャンプなど、この仕事をしてから初めて経験することばかりで、毎日がとても刺激的です。

同じ夢を持つ人たちへ、僕が学んだことを伝えていきたい

「インストラクター」と聞くととても"華のある仕事"に思えますが、お客様の前に立つよりも企画や研修、準備・片付けなどの裏方作業の時間の方が多く、夜遅くまで作業をしていることもあります。元々体力に自信のない僕は、慣れるまで苦労しましたが、お客様に質の高いプログラムや安全性を提供するためにはどれも欠かせない仕事です。今では企画やパンフレット作成などにも自信が持てるようになり、やりがいを感じています。今後はインストラクターを育てることにも力を入れたいと考えていて、現在は学生や社会人を対象とした指導者養成のキャンプも開催しています。同じ夢を持つ人たちへ、自分がこの会社で学んだことやテクニックを伝えていけるようになりたいです。そのためには自分自身がスキルアップしていかなければなりません。今は子どもたちへの活動がメインですが、将来は幅広い対象者に様々な活動が展開できるようなインストラクターになりたいです。