日本病院会が認定する大学もしくは専門学校の必要課程を修了するか、短期大学・専門学校を卒業後、日本病院会が主催する通信講座（２年制）を修了すると、診療情報管理士認定試験を受験できます。カルテに記載された病名などを国際的な基準に沿って分類する「コーディング」と呼ばれる知識から、人体の構造や働きといった医学に関する知識、医学用語など幅広い専門知識が問われます。

2009年の薬事法改正によって設けられた新たな資格で、一般用医薬品販売の専門家。「登録販売者試験」を受験するには、医薬品販売業務などの「実務経験」が必須とされており、試験では、医薬品の種類と作用、副作用といった基本知識はもちろん、人体の構造・機能や医薬品の法律に関する知識まで、医薬品とその販売に関する幅広い専門知識が求められます。

1987年に制定された比較的新しい国家資格で、人工透析装置、人工心肺装置などの医療機器を専門的に扱う技術職。人々の生命を左右する医療機器の操作、点検を行う資格であるため、医学、工学両方の幅広い知識が求められます。

血液検査をはじめ、心電図や脳波の検査、超音波検査など、医療に関わる幅広い検査業務を担う仕事で、国家資格の一つ。チーム医療の一旦を担う専門職として、医療検査に関わる確かな知識が求められます。

歯科医療の分野において、保健指導や歯･口腔内の保健を行うための国家資格。口腔衛生を守る専門職として、生理学や病理学から栄養指導、歯科予防処置まで、幅広い知識が求められます。

歯の治療の時に使う詰め物やかぶせ物、さし歯、矯正装置などを制作する技術職で、国家資格の一つ。国家試験では、解剖学から歯列矯正に関する知識、歯科技工法などの関係法規などを問う筆記試験と、歯型彫刻などの「実技試験」が行われます。