リハビリテーション医療について

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「超高齢社会」とよばれる現代、さらに拡大するリハビリテーション医療の役割

リハビリテーションは、病気やケガで身体に障害が生じた方、発達に障害のある子ども、心やコミュニケーションに障害のある方、加齢により障害が生じた方など、あらゆる世代、あらゆる障害が対象になりますが、近年、そして今後特に必要とされているのが「早期リハ」「地域リハ」そして「精神ケア」の分野です。

高齢化が進む現代、寝たきりの方や介護支援を必要とされる高齢者が増え、介護スタッフや制度・整備の不足が問題視されていますが、早い段階でリハビリテーションを行うことで、患者さんがより自立した生活を送れるようになったり、寝たきりを防ぐこともできます。また高齢化の進行を受けて、近年は「超高齢社会」とよばれる時代に突入しています。そういった時流を受けて、高齢者や障害をもった人のための福祉施設やサービスが地域ごとに整備され、住み慣れた場所に生活の基盤を置いて治療や介護を受けられる「地域医療・地域リハ」の環境が整いつつあります。身体の弱い高齢者や身体に障害を抱えた方にとって、遠方にある病院まで通うことは身体的にも精神的にも負担が大きいため、自宅から近い場所で通える医療機関や、自宅訪問型の看護・介護サービスなどが求められているのです。

超高齢社会と言われる現代、高齢者の自立支援は急務とされており、こうした「早期リハ」「地域リハ」を支えるリハビリテーション医療の仕事は、これからの時代に欠かせない重要な役割を担っているといえます。そしてもう一つ、これからの時代に必要なのが「精神的リハビリテーション」の分野だといわれています。経済成長にあわせて心の病を抱える方も増えており、例えば精神分裂病、うつ病、痴呆、アルコール依存症などで生活リズムが不安定になったり、対人関係を築くのが困難になるといった問題がでてきます。こうした障害を抱えた方たちが社会生活をより円滑に行えるように、生活リズムやコミュニケーション機能の回復を図り、日常生活に必要な能力や対人関係の改善を目指すのが精神リハの分野です。

リハビリテーション医療は、身体の機能だけでなく、患者さんの「心の健康」を支えることも大切な役割なのです。

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