小学生のとき、家で飼っていたゴールデン・レトリバーを「もっとキレイにしてあげたい」と思ったのが、この仕事を目指したきっかけです。そして、ペットトリマーになろうと進学した福岡エコ・コミュニケーション専門学校。就職率がよいことや、この学校ならば充実した学生生活が送れるのではないかと思い、選びました。就職してから実感しているのは、ペットトリマーになるための知識や技術はもちろんですが、プレゼンテーションやコミュニケーションをべたことが仕事の役に立っていることです。また、就職にも繋がったインターンシップや校外実習。それも１度ではなく希望すれば何度でも研修に行くことができましたらから、私は６軒の研修に行きました。たとえば、１軒の研修にしか行かなかったとしたら、そのお店のやりかたは学べますが、何度も研修に行くことにより、さまざまな職場を見ることができたので、視野が広がりました。その研修のなかで、生体販売をしているところに就職したいという気持ちが湧きました。そのときに、このお店の求人があり、別店舗へ研修を経て就職が決まりました。

このお店は、犬の生体販売、トリミング、ホテル、商品販売をしています。トリミングの授業はもちろんですが、犬の病気や成長期など、トリミング以外の授業を学校で学べたことが本当によかったです。トリミングしながら接客することもあるほど忙しい毎日ですが、仕事が本当に楽しいです。いちばんかわいい子犬たちと一緒にいられることも楽しさのひとつです。愛情を込めて育てているワンちゃん（生体）の飼い主様が決まることは仕事のやりがいのひとつです。また、お客様からのお褒めの言葉や、噛み癖のある犬がだんだん慣れてきて心を開いてくれたのを感じるときは、本当にうれしいです。就職してから自分が成長したと思うのは、向上心です。「こんなカットをしてあげたい」と、自分から提案していこうと思うようになりました。研修を経験して、生体販売をしているショップを就職先に希望したのは、犬を育てるということを通して飼い主さんたちと接して行きたかったから。トリミングだけでなく、子犬の育て方をはじめ、犬の飼育に関する相談相手、アドバイザーになりたい。目標はトータルケアのできるトリマーです。