なりたい仕事のことを知る ナリカタ

  • ナリカタコラム
叶えた夢が、新たな夢を見させてくれる

渋木 彩乃さん

コンサートプロモーター

  • インタビュー内容・勤務先等は取材当時の情報となります

夢へのきっかけになった場所に、今度は自分が立つ!

私が勤務している会社では、イベントの企画・運営はもちろん、CDなどの音楽制作から、アーティストのマネージメント、メディア制作までを行っています。
この仕事を目指したきっかけは、中学生の頃に見たあるライブDVD。担当スタッフがバックステージからアーティストを送り出す一瞬が凄く印象的で、強く心に響いたんです。そのときの印象と、漠然と持っていた「音楽が好き」という気持ちがいつの間にか重なり合って、気が付いたらこの業界を目指していました。これから、業界に入りたいと思ったきっかけの瞬間を、自分が担当しているアーティストと一緒に見たいと思います! また、現状に満足せずに、野心を持っていろいろな仕事にチャレンジして行きたいですね。

通常では経験することのできない体験が、私を成長させてくれた

この仕事は人間関係が大きく占めている部分もあるので、自分のコミニュニケーション力の乏しさに気付かされて落ち込むことはありました。でも、担当アーティストが自分にとっての上司であり、とても尊敬できる人。その方と一緒に居ることで、多くの人と出会い、様々な話を聞き、そしていろいろな体験をすることができます。そのような経験をすることで、仕事の面だけではなく人間としても成長出来ます。

イベントだけでなく、音楽の関わるいろんなことを学んでおこう

仕事の内容は会社によって変わるので、必要となる知識は会社によってそれぞれだと思います。特に、なんでもこなす小さな会社に必要な資質は、気配り上手ということですね。コンサート制作に限らず、すみずみまで意識が飛ばせることや、アクシデントが起こった際に、きちんと危機管理が出来るかどうかが求められます。また、決して楽な仕事ではないので、体力や精神力も大切ですね。
求められる知識としては、イベント運営に関することはもちろん、音響や照明、楽器のことなどステージに関わっているすべてのことを学んで損はありません! 就職した後に、学ぶよりも事前に学んでおいた方が絶対楽です。
最後に、この業界を目指す皆さん。誰かに否定をされても、自分の夢を見失うことなく歩み続ける、強い気持ちを見失わないでください。