なりたい仕事のことを知る ナリカタ

  • ナリカタコラム
自分の実力次第で活躍ステージの幅が広がる、厳しい世界。でも、好きなダンスだったから頑張れた。

岩崎 浩太郎さん

バックダンサー
有限会社チカノス企画プランチャイム所属

  • インタビュー内容・勤務先等は取材当時の情報となります

ダンスをしていて一番嬉しい瞬間は、お客さんの笑顔を見れたとき。

自分のダンスを観て、楽しんでいる人たちがいる。そんな笑顔をステージから目にすることができる、その瞬間が最高ですね。
専門学校時代に大塚 愛さんのバックダンサーとしてイベントに出演することができました。ステージに上がると、4万人のお客さんたちの大歓声。そして僕たちのダンスに合わせて一緒に踊っているときの笑顔。あれはもう忘れられないですね。
また、バックダンサーとしてだけではなく個人のダンサーとしてイベントなどに呼ばれることもあります。自分のダンスを観に来てくれたお客さんがいるステージ、自分の好きなスタイルでダンスが踊れる手ごたえは、また格別!
ダンサーとして活躍できるステージは、自分の実力次第で広がるんです。

ダンステクニックだけではプロとしてやっていけない。

自分がプロとして踊るようになってわかったのですが、ダンスの世界は意外と狭い。いろいろな現場で、同じダンサーと再会することが多く知り合いが増えます。だから、お互いに親しみを持って仕事ができるし、仲は良いけどライバルでもある。切磋琢磨しあっていける環境なんですよ。
また、知り合いが多いぶん業界内に評判や噂が広がる。だからこそ自分を積極的にアピールしたりコミュニケーションを取っていけば、良い評判が広がり、より良い仕事に繋がっていきます。技術が高いことに超したことはないですが、それだけじゃダメ。個性やキャラクター、協調性なども問われる仕事です。ダンス以外でも人に見られているという意識を持つことが大切だと思います。

「ダンス」を軸にいろんなことにチャレンジしたい。

多様なジャンルを踊れることが求められるプロの世界なので、学校でいろいろなダンスにチャレンジしておいて良かったと思いました。
今はまだ、与えられたダンスをどう上手く踊り、喜んでもらうかで精一杯で…。まずは自信を持ってアピールしていけるようになるのが最初の課題ですね。大きな舞台にもどんどん挑戦したいし、誰かのバックではなく自分がメインで踊れる場も増やしていきたい。目標を常に持ち続けながら、自分のダンスで気持ちを表現していきたいと思っています。いずれはダンスをベースに、舞台の演出にも挑戦したいというのが夢。そのためにもダンスを楽しみながらレベルアップさせていきたいです。