仕事を知る
ファッションデザイナーの仕事
洋服の企画・コンセプトメイクからスタートし、完成品のチェックまでがデザイナーの仕事です
まずは企画から開始、デザイン決定を目指します
ファッションデザイナーの仕事は、洋服の企画から始まります。性別、年齢、シーズンなどをはじめ、「どんな人が、どんなシーンで、どんな風に着るのか」といったターゲット像に沿って、服のコンセプトを固めていきます。
コンセプトが決まったら、デザインへと移ります。デザインの段階では、服に使う素材や縫製の仕方、コーディネートやシルエットなどのイメージを膨らませながら、デザインを描き出していき、カラーバリエーションなどを作成した後、最終的な案を決定します。こうした作業を行う上で、国内外のトレンドや市場分析をはじめとする情報、個人の発想力、独創性などが洋服のクオリティを大きく左右します。この工程は、ファッションデザイナーの能力が最も問われる部分であり、個人の腕の見せ所でもあります。
デザイン決定後、いよいよ服を形にする作業へ
デザインが決定すると、いよいよ縫製へ作業が移ります。まずはデザインをもとに型紙を起こすパタンナーに、型紙製作の指示を出します。完成した型紙をもとに仮縫い作業をし、実際に服にしたときの感じをチェックします。ボタンの間隔やポケットの位置、襟ぐりの大きさ、シルエットなどを調整し、パタンナーに修正指示を出しながら型紙を完成させます。この段階で最終的な服の形が決まるので、非常に重要な作業といえます。
型紙が決まったら工場などで製造作業に入ります。ファッションデザイナーは、使用する素材、縫製・プレスの方法など、製造に関する細かい指示を仕様書にまとめ、製造工場などに送ります。製造中も工場と細かいやりとりをしながら服をつくり上げ、最終チェック完了後、いよいよ完成品として服が店頭に並びます。
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