チーム医療の中核を担う専門技術職。
正確性や客観的思考、探究心も必要です
医師をはじめコメディカルスタッフと協調しながら、科学的に正確な検査ができる人が求められています
臨床検査技師が検査したデータをもとに、チーム医療のおける治療方針が決定されます。間違いが許されない仕事ですから、常に冷静で科学的な立場から検査を遂行していかなければなりません。
その一方で、この検査が患者さまの生命を支えていくのだという、熱い情熱も必要な仕事です。携わる検査が医療の一環であることを常に意識し、患者さまの病気治療に役立ちたいと思う気持ちが大切です。
医療の細分化・複雑化に伴い、それに必要な各種の検査も細分化してきています。ひと言で臨床検査技師といっても、その専門分野は細分化され、各人はそれぞれの分野でスペシャリストとして日々研鑽を積んでいるのです。
臨床検査技師国家資格を取得しても、まだそれはようやくスタートラインに付くことに他ならないのだと肝に銘じ、そこから自身が目指すべき領域を見据えて、 日々刻々と進化する医療を意識しつつ、より深めたい分野と高めていくべき技術について日々勉強を続けていく姿勢が大切です。
医学や技術は日々進歩していきますので、プロとして現場に出てからも、常に新しい知識を吸収し、学びつづける姿勢、努力が必要です。また、チーム医療の一 翼として、医師・看護師らとの緊密かつ正確なコミュニケーションをとりながらも、常に客観的に、冷静に考え、行動することが重要。
比較的時間的拘束の緩やかな職種であり、急な残業などはほとんど無いようですが、正確で綿密な作業が求められますし、医療業務の根幹を支える仕事ですので、常に緊張感と責任感を持って仕事に臨むことが大切です。