なりたい仕事のことを知る ナリカタ

  • ナリカタコラム
自然体験を通して、
環境保護を考えるきっかけになってほしい

宮嶋 啓太さんインタープリター/環境教育指導者
NPO法人NAC(ナック)

  • インタビュー内容・勤務先等は取材当時の情報となります

汚れてしまった思い出の川を目の当たりにし、自然を守る仕事がしたいと思った

青少年の健全な育成を推進するNPO法人ナック(NAC)の職員として働いています。専門は野外での環境教育。森のようちえんや森のがっこう等、数多くの自然体験イベントをプロデュースしています。ずっと以前からこの仕事を目指していたわけではなく、高校を卒業するとき目標がなく、フリーターをしながらやりたいことを探していました。その頃に、小さい頃に遊んでいた川を見に行くことになり、行ってみて驚いたのが、その川がひどく汚れていたことでした。そのときに、自然を守る仕事がしたい!と思い立ったんです。

野外活動センターで、自然体験プログラムの手伝いや指導から仕事をスタートしました。こういった活動を通して、環境保護を考える機会になってくれればうれしいと思いながら働いています。現在は、母校の専門学校で環境教育の授業も担当し、人と野生動物が共存するために必要な自然保護と、関連したイベントの企画運営と教材開発を教えています。インタープリターや環境教育の指導者になるには、多くの知識と経験が必要です。体験を通して環境教育を学び、様々なイベントにスタッフとして参加し経験することが即戦力への道だと思います。