小学生のころ、近所の公園でサッカーを教えてくれた方がいたのですが、実はその方は鹿島アントラーズのトレーナーでした。テレビで試合を観ていると、その方が倒れた選手のもとへ駆けつけていく場面が映り、そこでトレーナーという職業を知り、憧れを持つようになりました。
実際にトレーナーを目指し進路を考える際、アスレティックトレーナーと鍼灸師、二つの資格を取得したいと思い、姉妹校である東京スポーツ・レクリエーション専門学校（TSR）と東京メディカル・スポーツ専門学校（TMS）への入学を決意。TSRでトレーナーのことを、TMSで鍼灸のことを学び、TSRの先生からの紹介で、在学中にジェフユナイテッド市原・千葉での実習がかないました。この実習での経験が今の自分につながっていると思うし、卒業後この場所に帰って来たいと思い、学校の勉強も努力することができました。

今はジェフのレディースを担当しています。アマチュアの選手たちは、練習と仕事を両立しなければならず、体調管理に気を遣うのはプロの選手と変わりません。身体のケアやコンディションづくりなど、自分の知っていることはどんどん伝えて、よりベストに近い状態で、少しでも長く選手活動ができるようにサポートしていきたいですね。
人は、人との関わりを通して成長したり変わったりします。僕は人間関係に恵まれていると思います。一生懸命にサッカーに打ち込む選手たちやスタッフ、学校での出会いもその一つです。一生、サッカーに関わる仕事を続けていきたいです。