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仕事を知る

就職先・活躍フィールド

プロスポーツチームからジム、高齢者施設まで身体を動かすあらゆる場所で活躍が期待されています

主な就職先
  • ジュニア、ユース、プロ等のスポーツチーム
    ・スポーツ選手との個人契約
    ・スポーツジム
    ・フィットネスクラブ
    ・整骨院、介護福祉施設、老人福祉施設 など

スポーツトレーナー 職業データ

就業時間 180時間/月 ※就業場所によって異なる
平均給与 17〜22万円/月(初任給)
就業者の男女比 (男性)5:(女性)5

※給与は就業場所や経験年数、スキルによって異なりますので、経験を積んで昇給、ステップアップを目指します

スポーツトレーナーの就職先は、プロのスポーツチームや選手個人との 専属契約をはじめ、企業、ユース、ジュニアなどのスポーツチーム、大学、 高校などの部活、またスポーツ現場の他に、一般のフィットネスクラブや ジム、病院、接骨院、福祉施設といった場所での採用も多く見られます。 勤務時間や給与形態は就職先によって異なりますが、フィットネスクラブ や病院など、企業や医療機関での採用となった場合は、時間帯や給与面も 比較的安定しているといえます。スポーツチームや選手との専属契約になった場合は、選手のコンディションやスケジュールに合わせた働き方になりますので、時間や休日が不規則になることもあるようです。スポーツトレーナーは実績・実力が重視される世界ですので、収入も経験や実績によって大きく変わってきます。 中には年収1000万円という一流トレーナーもいますので、ひたすら腕を磨き、実践の中でキャリアを重ねていくことがステップアップの道のりです。

また、一般的にスポーツトレーナーは男性というイメージがあるようですが、実は、トレーナーとして活躍している女性はとても多いのです。女性の細やかな気配りや思いやりはトレーナーとして非常に大切な要素ですし、スポーツジムやフィットネスクラブ、福祉施設といった一般の方が集まる場所では、様々なお客様と接することになりますので、女性の柔らかな対応や明るい笑顔がお客様への安心感にもつながります。スポーツトレーナーとしての活躍のフィールドが広がるとともに、女性トレーナーのニーズはこれからますます増えていくことが予想されます。

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さらに広がっていくスポーツトレーナーのフィールド

日本では現在、アスレティックトレーナーの資格を所持している人が1,356名いると言われていますが、海外のスポーツ分野に比べても、チームや選手の数、社会的なニーズから考えても人材はまだまだ不足しており、早急な人材育成が求められています。 また現在、文部科学省が「スポーツ立国戦略(※1)」という施策を提唱しており、オリンピックでのメダル獲得を視野に入れたトップアスリートの育成・強化や、地域スポーツ活動の推進、学校体育や部活動の充実、高齢者の体力づくり支援など、国を上げてスポーツ環境の整備が見直されています。特に、ジュニア世代の育成と基礎体力の強化、高齢者を対象とした体力づくりやスポーツ推進は急務とされており、小中学校におけるスポーツ指導や高齢者を対象とした体づくりの分野で、スポーツトレーナーのニーズはますます高まっていくことが予想されます。スポーツトレーナーの活躍フィールドは、今後プロスポーツの分野に限らず、国民全体を対象とした「健康づくり」「基礎体力の向上」という分野へとさらに広がっていくことが期待されています。

※1:文部科学省のサイトで詳しい情報をご覧いただけます