デッサン力やデザインセンスは必須
クリエーターとしてさまざまな知識と技術が求められる
自動車デザインの仕事をするにあたって「自動車が好き」という気持ちは何よりも大切なものです。自動車やバイクの知識はもちろんですが、プロフェッショナルの世界で働くためには、より高い技術や専門的な深い知識も求められます。
社会のニーズに合わせて考えられたコンセプトに従い、次世代のデザインを生み出す豊かな発想力。ユーザーの目線に立ってアイデアをカタチにする、想像力や高いデッサン力。色彩感覚や素材の知識も必要となります。今後は電気自動車をはじめとした環境に配慮した製品も増えるため、そうした分野の知識も身につけておかなければなりません。
また、デザインに関する能力だけでなく、企画力やプレゼンテーション力といったクリエーターとしての総合的な能力、技術者やマーケティング担当者、モデラー等とのやりとりに欠かせないコミュニケーション力も磨かなければなりませんし、これからの自動車デザイナーは海外での活躍も視野に入れて、語学力も身につけるべきといわれています。3DCGを使ってスケッチから完成予想図を作成するには専用のソフトを使うため、職種によってはその知識や技術も修得しなければなりません。
そして、普段からプロダクトデザインに興味を持って、常にセンスを磨くこと。デザイン以外のことにも目を向けて、いま何が流行しているのか、世間では何が求められているのかを敏感にキャッチする気持ちを持ち続けることが、クリエーターとして求められる資質といえます。
自動車モデラーになるために、必ず取得しなくてはらない資格はありません。
しかし、自動車デザインの仕事は国際的に活躍できる仕事ですから、英語力を磨き、その実力を検定試験で証明できるとよいでしょう。
英語によるコミュニケーション能力を評価する世界共通のテストで、日本国内でも多くの企業や学校で評価基準として用いられています。
団体 | 財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会 |
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内容 | リスニングテスト100問とリーディングテスト100問のマークシート方式 |
資格に関する問い合わせ先 | 財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会 |
TEL | 東京業務センター:03-5521-6033 大阪業務センター:06-6258-0224 |