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仕事を知る

医療保育士の仕事

「安心」と「楽しい保育の時間」を提供し、こどもたちや保護者の方をサポートします

「楽しい時間」で子どものストレスや不安を払拭

病気を患っているこどもたちのストレスや不安を発散させ、心身を健やかな状態に近づけるようにサポートするのが医療保育士の仕事です。 こどもたちのほとんどは、親と一緒に過ごせない、友達と一緒に遊べない、体調の異変による不安など、大小様々なストレスを抱えています。医療保育士は、こうしたストレスを保育の時間や心のケアなどを通じて発散させ、こどもたちの不安と緊張をできるだけ緩和させていきます。 また、保育の時間を通じて、こどもたちの気持ちを前向きにし、治療に臨む気力や勇気を育てるのも仕事の一つです。

保護者の方へも安心を届ける

こどもたちの様子などを保護者の方へ報告するのも、医療保育士の大切な役目です。保護者の方の中には、こどもにつきっきりになることができない方も多くいらっしゃいます。こどもたちの体調や、今日一日をどんなふうに過ごしたかなどを医療保育士が報告することで、保護者の方は安心することができます。こどもたちにおいても、保護者や医療保育士の連携がしっかりしていることで、より安心して双方とコミュニケーションを取ることができるようになるのです。

なお、本格的な医療行為に携わることはありませんが、体調が悪くなったこどもの看護を医療保育士が行うこともあります。また、治療行為に対する理解を深めるための補助を行うこともあります。こどもたちが治療や服薬に積極的になれるよう、気を付けなくてはいけないこと、これから取り組むことなどを教えてあげることで、こどもたちの回復をサポートします。