こどもたちの豊かな心身を育てる人間性と、
教育に活かせる特技や能力が求められています
幼稚園教諭になるためには「幼稚園教諭免許」が必要ですが、併せてピアノのスキルも必須となっています。幼稚園は教育の場であり、ピアノを使った歌や音楽の時間は「授業」の一つです。そのため教員全員が同じように授業を実施できるよう、ピアノは採用試験科目の一つとなっており、幼稚園教諭を目指す上で必須の技術となっています。 また、同じく芸術分野では造形能力を問われることもあります。こちらは必須の資格や条件などはありませんが、工作や粘土遊びも幼稚園では必ず入る授業の一つなので、在学中からスキルを磨いておくとよいでしょう。
少子化と言われる現代、公立・私立に関係なく、各幼稚園ごとに独自の持ち味をPRすることが多くなってきました。特に英才教育を掲げる私立幼稚園などでは、運動や芸術分野に関して、専門的な知識と技術を持った人材を採用する動きも年々強まってきています。 こうした時代の流れから、幼稚園教諭の採用現場では、近年一人ひとりの「特技」に注目が集まるようになっています。専門的な資格の有無は別としても、これからは個人の特技が採用のための重要なポイントとなってくるので、日頃から自分の特技を磨いたり、自分の特技がわからない人は色々なことに挑戦して、得意なものを見つけておくとよいでしょう。
「就学前教育」として、こどもたちに生活習慣や社会性、集団生活のルールなどを教える幼稚園教諭にとって、高いコミュニケーション能力は欠かせません。また、ピアノが弾けることも幼稚園教諭に必須条件となっているので、ピアノのスキルも身につける必要があります。その他に、スポーツ指導の知識やスキル、お遊戯の時間を楽しく盛り上げるセンス、病児に対応できる基礎的な医療知識も身につけておくとよいでしょう。