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仕事を知る

バリスタの仕事

その日の最高の一杯を提供し、お客様のくつろぎのひとときをおもてなしします

バリスタが働くカフェは、個人店からコーヒーチェーン店まで規模はさまざま。営業時間も早朝からオープンするカフェもあれば、ランチタイムからのお店も。
どんなお店でも、バリスタがまず行う仕事が、エスプレッソマシンの調整です。プロのバリスタは、コーヒーの持つ本来の味を熟知し、その最高の状態をお客様に提供します。ですから、その日気温や湿度などの状況により、日々マシーンを調整し、味をチェックしてコーヒーを提供しています。
カフェが開店したら、オーダーごとに一杯ずつ丁寧にコーヒーを抽出します。このときには、さらにお客様の好みに合わせた「最高の一杯」を淹れます。バリスタは、接客のプロでもありますから、お客様の好みを把握することはもちろん、気配り、会話など、おもてなしの心でくつろぎのカフェタイムを演出することも仕事です。見た目も楽しい、フォームドミルクを使った葉っぱやクマの絵などのラテアートも、バリスタが描いています。

店舗により仕事は異なりますが、個人店や自分の店を持つオーナーバリスタであれば、コーヒー豆の仕入れも行いますし、自家焙煎を行う店もあります。コーヒーとともに提供するケーキなどのスイーツ、ランチの調理など、さまざまな仕事も行います。イタリア式のバールスタイルの店は、夜になるとアルコールも提供しいますから、バリスタがアルコールやカクテルなども作って提供します。

奥深いと言われるコーヒーの世界。プロになっても勉強は欠かせません。その技術を高めるため、「ジャパンバリスタチャンピオンシップ(JBC)」「ジャパンラテアートチャンピオンシップ(JLAC)」(日本スペシャルティコーヒー協会)に出場し、研鑽を重ねているバリスタもいます。

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TOPICS!

ラテアート&デザインカプチーノギャラリー

ラテアートとは、ホットのカフェラテやカプチーノの表面をキャンパスに、ミルクピッチャーを使って注ぐだけで絵やデザインを描くアートです。つまようじやピックを使って描くエッチングや、ミルクフォーム(ミルクの泡)の多いカプチーノに描くものはデザインカプチーノと呼んでいます。
デザインを描くのはバリスタ。その技術はもちろんですが、コーヒーの色やクレマ(泡)の状態をはじめ、エスプレッソコーヒーが美味しくなければ、きれいな絵は描けないそうです。

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