なりたい仕事のことを知る ナリカタ

  • ナリカタコラム

専門用語集

歯科衛生士に関する専門用語

  • 印象【いんしょう】
    口の中の型をとること。この型をもとに石膏模型が作られ、補綴物の作業模型となる。補綴物の出来を左右する重要な作業
  • インプラント
    体内に埋め込まれる器具の総称で、歯科では失われた歯に代えて顎骨に埋め込む人工歯(デンタルインプラント)を指す
  • 齲歯【うし】
    いわゆるむし歯のこと。むし歯は、ショ糖と細菌が混合した際に作られる酸が原因で起こる。細菌自体を口内から完璧に取り除く事は不可能でも、歯をきちんと磨く事で細菌の塊(プラーク)を作るのを阻止する事ができる。食べた後はしっかり歯を磨く事でむし歯を防ぐことができる
  • かかりつけ歯科医【かかりつけしかい】
    患者さまのライフサイクルに沿って歯・口腔内に関する保健・医療・福祉を提供し、地域に密着した重要な役割を果たすことができる歯科医師。歯の病気の状 態・治療方法の選択・治療計画などの情報を、診察を受けた歯科医師から提供を受けられる制度で、2000年の診療報酬改定により初診料とは別にかかりつけ 歯科医初診料が導入された。
    予防歯科や家族全員へのケアなど、長期にわたり合理的なコミュニケーションがとれる利点がある
  • カルテ
    医師が診療を行う際、問診内容や患者さまさんの状態、経過、診療計画など、診療に関する情報を記録する「診療記録」のこと。現在は、紙のカルテをデータベース化し、電子情報として一括管理、編集する「電子カルテ」も使われている
  • 矯正歯科【きょうせいしか】
    不正咬合や顎変形症を治療する歯科の診療科のひとつ。歯科、小児歯科、歯科口腔外科とともに標榜科としても認められている。一般的には審美性のために歯並 びを綺麗に治す治療のことを指すが、単に見かけのみを整えるだけではなく、歯を中心とした咀嚼器官、顎口腔機能の回復をはかり、ひいては全身の健康に寄与 する治療の一分野とされる。さらに、成長期の子どもには、顎、顔の適切な成長発育を促す効果もある。審美目的の矯正では保険が適用されないため自費診療となる場合が多い
  • 口腔【こうくう/こうこう】
    口のこと。食物を取り入れる部分であり、食物を分断し取り込むための構造(歯など)が備わっており、鼻腔と並ぶ呼吸器でもある。日本医学界では「こうくう」を正式呼称としている
  • 歯科衛生士法【しかえいせいしほう】
    歯科衛生士の資格を定め、歯科疾患の予防および口腔衛生の向上を図ることを目的に、昭和23年に施工された法律
  • 歯科診療補助【しかしんりょうほじょ】
    歯科医師の指示によって医療行為を支援・補佐すること。その範囲は、勤務先の規模や体制によって異なり、受付事務や器具の滅菌・消毒、診療機材や器具の準備、Ⅹ線撮影の補助といった仕事も含まれる場合もある
  • 歯科保健指導【しかほけんしどう】
    むし歯予防のための歯磨き指導などを指す。広くは、生活の基本となる食生活、健康管理にいたるまで、口腔の衛生全般に関する相談や機能訓練なども含まれる
  • 歯科予防処置【しかよぼうしょち】
    歯科の二大疾患であるむし歯と歯周病の予防をするための行為。
    薬物の塗布や歯石の除去を指す
  • 歯周病【ししゅうびょう】
    歯を支える周囲の歯槽骨が減り、歯周の周りの炎症と相まって歯にダメージを与える疾患。15歳未満の若年者では3人に1人、25歳以降では80パーセントを越える人に歯周病の初期症状が見られると言われている
  • フッ素【ふっそ】
    歯科の二大疾患であるむし歯と歯周病の予防をするための行為。
    薬物の塗布や歯石の除去を指す
  • プラーク
    歯の表面に付着する白っぽい粘々した汚れのこと。「歯垢」「歯牙細菌苔」とも呼ばれる細菌の集合体であり、むし歯や歯周病などの悪影響を与えるもの。プラークと唾液中のカルシウムやリン酸が沈着すると石灰化し歯石となる
  • 萌出【ほうしゅつ】
    歯が生えること
  • 予防歯科【よぼうしか】
    むし歯や歯周病などにかかる前に、事前に予防する歯科のこと。キシリトールやフッ素塗布、PMTCなどによって予防を行う。
    日本では健康保険制度が予防歯科を取り入れていない(保険外)ことや、悪くなってから治すという考え方が強く、予防歯科に関する認知度はまだ低いのが実情
  • レセプト
    病院で診察を行った際、医療保険負担分の料金を、医療機関が保険者(市町村や健康保険組合など)に請求するための書類で、「診療報酬明細書」ともよばれる(医科、歯科の場合は診療報酬明細書、調剤薬局の場合は調剤報酬明細書という)