筆記試験に加え彫刻などの実技試験も。
歯のエキスパートとして確実な知識修得が必須です
歯科技工士の国家試験は、都道府県ごとの管轄になっており、各都道府県の福祉保健局などが実施しています。年1回、毎年2〜3月頃に開催され、マークシート方式の「筆記試験」と、歯型彫刻などの「実技試験」が2日間にわたって行われます。
筆記試験では、歯や口腔に関する解剖学から、クラウンやブリッジ、歯列矯正に関する知識、歯科技工法などの関係法規など、歯科技工に関わる幅広い専門知識が問われます。
実技試験では、「カービング」とよばれる石こうを使った歯型彫刻、総義歯を使った歯肉形成などの必修問題に加え、クラウンのワックス形成など、各都道府県や年度ごとに異なる任意問題があります。
合格率は90%前後と高い水準で、養成所等では試験対策などもしっかり行われる所がほとんどなので、学校でしっかり勉強しておけば合格は難しくありません。ただし、学校や試験で扱うのはあくまで練習用。実際の現場では、ズレやミスが許されない緻密な作業が要求されますので、試験のための勉強だけでなく、知識や技術をしっかりと自分のものにすることが大切です。
試験開催時期 | 年1回 毎年2〜3月(都道府県によって異なります)) |
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試験開催場所 | 各都道府県(会場は都道府県によって設定されます) |
受験資格 |
以下のいずれかに該当すること
※都道府県が発表している受験資格はこちらからご覧いただけます |
試験方法・試験科目 |
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受験料 | 36,000円 |
申し込み方法 | 願書および必要書類を、受験する各都道府県へ提出する |
試験に関する照会先 |
財団法人歯科医療振興財団 |