現場で役立つ様々な資格試験があります。
自分の目標を決めてチャレンジしてみましょう
ファッションアドバイザーになるために、特に必須とされる資格はありませんが、現場では、ファッションやコーディネートに関する幅広い知識、確かな接客技術が必須になります。そのため、「ファション販売能力検定」などファション関連の知識を学んでおくと、現場でも役に立ち、就職時にも有利でしょう。
ファッションに限らず、ネイルやメイクの知識も身につけておくと、よりトータルバランスのとれたコーディネートを提案できたり、接客の幅もぐんと広がります。
特に、将来独立開業などを目指す人は、より幅広い分野を学んでおくとよいでしょう。
様々な資格試験がありますので、自分の目標を定めてチャレンジしてみましょう。
販売スタッフとして働く上で必要な知識・技術をはかる検定試験。A科目/B科目から構成されており、A科目では、ファッションの販売やマーケティングに関する知識について、B科目では、ファッションの販売技術や商品知識、店舗の演出などが出題されます。合格基準は、各科目ともに得点の70%以上であること。
合格率は、3級:70%、2級:50% 前後
ファッションの造形的知識や商品企画、生産、流通まで、ファッションビジネスの専門家としての知識、スキルをはかる検定試験。
3級は、「ファッションビジネス知識」と「ファッション造形知識」の2分野から構成されており、ファッション産業の構造や、ファションマーケティング、流通、マーチャンダイジングといった専門知識、また、ファッションデザインやコーディネート、パターンメイキング、ファッション、デザインの文化に関する知識などが問われます。
合格ラインは、「ファッションビジネス知識」が配点の60%以上、「ファッション造形知識」が配点の70%であること。
合格率は、3級:72%、2級:51% 前後
「サービスマインドの育成」を目指して、実務技能検定協会が主催する検定試験。
サービス業務に対する心構えや対人心理、応対の技術や言葉遣い、サービス業における振舞いなど、接客対応と接遇サービスのスキルレベルについて、知識、技術の両面から問われます。
美容系やファッション系の専門学校生のほか、医療系職種、ホテルや金融系で働く社会人の受験も増えています。
合格率は、3級:70%、2級:65%、準1級:75%、1級:25% 前後
国際的に通用するメイクアップアーティストの育成を目指し設けられた検定試験。4級から1級まであり、下の級に合格すると次の上位級を受験できます。4級は筆記試験のみで、皮膚科学理論やキンケア理論、メイクアップの基礎知識などが出題。3級以上は実技試験もあり、スキンケアからベースメイクの技術、1級では接客マナーやカウンセリングのスキルも問われます。メイクの知識も身につけておくことで、「メイクにあったファション」など、ファッションとメイクのバランス、コーディネートセンスも磨くことができ、接客の幅もぐんと広がります。
国際的に通用するネイリストの育成を目指し設けられた検定試験。3級から1級まで、すべて筆記試験と実技試験があり、両方100点満点中80点以上で合格になります。ネイルは、いまやファッションの一部。ネイルの知識も身につけておくことで、よりトータルバランスのとれたコーディネートが提案できるようになります。
試験の内容は、
合格率:3級:88.32% 2級:41.10% 1級:38.44%
和装に関する専門的な知識と技能を習得し、自分や人の着付けができるようになる他、上位級では着付け教室の開設も可能になります。初伝は、浴衣から外出着までを自分で着るための知識と技術を学び、中伝ではフォーマルな着物の着付けのスキルを活かし、七五三の着物や留袖、振袖、袴などを人に着せることができるようになります。
将来、接客業に就くための効果的なコミュニケーション方法を学び、就職活動やプロとして働く現場で活かすための資格。サービスマインドやプレゼンテーションスキルを身につけます
主催:財団法人 滋慶教育科学研究所