小さい頃から芸能界には興味がありました。ドラマを見るたびに、その役者さんが演じている登場人物の仕事に憧れていました。例えば、刑事物のドラマを見れば刑事に、消防士のドラマを見れば消防士に憧れるという…。なぜいろんな仕事に憧れるんだろうと考えたときに、自分が憧れているのはその仕事ではなく、それをやっている俳優さんに憧れていたんだと気がつき、俳優を目指しました。
映画、ドラマ、舞台、PV、いろいろな作品に出演させていただきましたが、やっぱり本番が一番好きですね! 特に、舞台での最初にお客様の前に出るときや最後のカーテンコールなど、「始まり」と「終わり」の瞬間がすごく好きです。緊張もしますが、お客様の笑顔や拍手を肌で感じられるときにこの仕事のやりがいを感じます。また、いろいろな職業の役を演じることは、違う人生を体験しているようで楽しいです。さらに、役ごとに新しい発見や貴重な経験もあってとても充実しています。俳優という仕事は、人に感動や勇気を与えられる、そして作品を見たお客様からも、勇気と感動を与えてもらえる素晴らしい仕事だと思います。
人に見られる職業なので身だしなみには気をつけるようにしています。もともとファッションは大好きなので、寝ぐせやだらしない格好で外には出ないように気を使っています。役作りでは台本を読み込むだけではなく、好きな役者の舞台をはじめいろいろな作品を見て参考にしています。また、監督に役柄についていろいろと聞き込むこともしていますね。そして、常に周りの方々に対する感謝の気持ちを忘れないように心がけています。今の自分があるのは、家族、学校の先生、友達が一緒にいてくれたおかげですから。 最後に、この業界を目指す皆さんへ。有名な映画作品や監督の名前はエンターテイメントの世界で生きて行く上で学んでおいた方が良いと思いますし、良い映画は自分の演技の幅を広げるためにも重要だと考えます。しかし、一番大切なのは「俳優になりたい!」という、強い気持ちだと思います。常に志を高く持って自分のベストを尽くして欲しいと思います! どんな進路を選択したとしても、楽しむ気持ちを忘れないで。そして、常に周りに対する感謝の心を忘れないでください。