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仕事を知る

シンガーソングライターとは

感動を生み出す歌を作り上げ人々を魅了する“歌”の表現者。

シンガーソングライターとは、自分の思いや経験を歌詞や曲に込めて歌い上げるアーティスト。自分が歌う曲を、自らの手で作詞作曲する歌手のことです。 主に、CDのリリースやコンサートやライブの開催をして活動を行っています。もともと、フォークソングを歌う人たちのなかから生まれた音楽活動のスタイルのひとつといわれ、ギターやキーボードで伴奏しながら歌う人もいます。 華やかな世界ですから、憧れる人や目指す人は非常に多い仕事です。なかでも「歌詞が好き」、「曲がイイ!」など、特定のシンガーソングライターにあこがれて目指す人も多いでしょう。しかし、実際にプロデビューして活躍できる人はひと握りといえます。 デビューは簡単とはいえませんが、自分が表現したいことや伝えたいメッセージを込めた曲が、多くの人々を感動させ、癒しや勇気を与えることもできるやりがいのある仕事です。

SPECIAL INTERVIEW

シンガーソングライターの魅力

織川ヒロタカさん

プロフィール

1992年ワーナーミュージックジャパンよりデビュー。
1998年ポニーキャニオンに移籍。
東京スクールオブミュージック専門学校 プロミュージシャン科 Guitar、Vocal、アレンジ講師。自らの活動とともにプロデューサー、アレンジャーとしても活動中。

大好きな音楽で、自分を表現できることが幸せ

シンガーソングライターの魅力は、なんと言っても自分の気持ちを歌に込めて、たくさんの人の前で“自分を表現”できることにつきますね。本当に気持ちいいんですよ。私がプロを目指したのは、音楽業界が唯一、自分を表現できる場だと確信したからなんです。当時デビューしていたアーティストよりも、自分の方が良い曲を作れると思ったというのもあるんですが。
ただ実際には、良い曲が売れるというわけではなく、“売れる”というビジネスニーズに答えた曲でなければ、売れないことに気づきました。シンガーソングライターとして、いつもそこが難しいと感じますね。
それでも続けているのは、自分の曲を支えてくれるミュージシャンたちとのセッション中や作曲中の“音を創り出しているとき”がものすごく楽しいからなんです。そして、自分の歌を聴いて感動してくれたり、応援してくれたりする人がいる。だから、やっぱりこの仕事を続けたいと思いますね。
シンガーソングライターを目指すのであれば、洋楽をはじめとした、様々な曲をたくさん聴いてください。そして、聴きながら考えてみましょう。この世に存在する商品には必ず買ってもらうための工夫があるはずです。誰にどんなニーズがあって、どう工夫しているのか“売れるもの”について少し研究してみても良いかもしれませんね。 誰だって初めは初心者。だから、自信を持って一歩を踏み出そう! 世界にはキミはひとりしかいない。それは、絶対に世界一になれるってことなんですよ!