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仕事を知る

ソロヴォーカリストとは

個性と表現力のある歌声で、楽曲に命を吹き込む

ソロヴォーカリストの仕事とは、コンサートやライヴ、テレビなどで歌を歌う人のこと。グループを組まずに、ひとりで活動します。歌声ひとつで多くの人々を癒したり、勇気づけたりする大変やりがいのある仕事です。ひと口にソロヴォーカリストといっても、ポップ歌手、ロック歌手、アイドル歌手、演歌歌手などジャンルは様々です。
コンサート中心に生の歌を届けることに重点をおいて活動する人や、レコーディングを行い、CDなどの音楽作品を作り発信していく人、企業などの意向が入ったCMソングをはじめドラマやアニメなどの主題歌を歌う人など、ソロヴォーカリストの個性によって仕事の方向性は異なります。
たくさんの人に夢を与える、あこがれの職業なのでソロヴォーカリストとしての人気は高く、活躍できるのは一握りと言えるでしょう。しかし、大好きな歌を通して自分を表現できること、自分の歌声で世界中の人々に音楽のすばらしさや感動を与えることができます。

SPECIAL INTERVIEW

シンガーソングライターの魅力

自分の声が奏でる歌で、人の心に触れることができる

細川 和子さん

プロフィール

ヴォイストレーナー

歌は誰でも歌えますが「自分にしか表現できない歌」を歌うという作業がこの仕事の最大の魅力ではないでしょうか。与えられた歌詞を、このメロディーをどう歌うか。歌でどう表現するのか。そう試行錯誤して、歌った曲に多くの人が感動してくれる。大変だけどとてもやりがいがありますね。いわば歌の「女優」というところでしょうか。自分の肉体を通して音楽のすばらしさをまわりに伝えることができます。
そして、音楽の持つパワーを肌で実感できることですね。音楽って、人の心の奥まで響いて揺り動かすんです。昔の記憶が全くない人へ歌ったときに、曲を思い出してくれて喜んでくれたこともありました。 「ありがとう」「良かったよ」って声をかけていただいたり、感動して涙してくれたり、まわりの人に喜んでもらえると、私自身もすごく元気をもらえますし幸せな気持ちになりますね。