なりたい仕事のことを知る ナリカタ

  • ナリカタコラム

なりかたを知る

必要な知識・求められる資質

あらゆる世代の対象者と心から向き合える
豊かな人間性やコミュニケーション力、忍耐力も必要です

作業療法士は、障害を抱えた方に対する心身のリハビリテーションの仕事であるため、「人」を学ぶ学問です。
そのため、解剖学・整理学・運動学など健康な人体について学ぶ「基礎医学」から始まり、内科・神経内科・整形外科学・精神医学など病気やケガについて学ぶ「臨床医学」、さらに、そこから派生する様々な領域の障害と治療手段まで、実に幅広い知識、技術が求められます。

また、臨床現場では対象者の障害度やモチベーション(やる気)にあわせて進めること、治療によって達成感や次への取り組みの意欲の向上につながるように、相手を思いやり、二人三脚で一歩ずつ取り組む根気強さも必要です。

作業療法士の国家試験では、幅広い分野の専門知識が求められますが、医学は日々進歩していきますし、対象者の身体も症状も一人ひとり異なりますので、試験に合格するための勉強だけでなく、卒業後、資格取得後も常に勉強し、成長し続ける姿勢が必要です。また、たくさんの対象者と接し、人を支える仕事であるため、自分の体調管理をしっかり行うことも大事な要素です。