試験は年に1回。
しっかり対策を行えば合格は難しくありません
義肢装具士の国家試験は、厚生労働大臣の指定を受けた指定試験機関として「財団法人 テクノエイド協会」が実施しており、毎年1回、春に実施されています。試験開催場所は東京都の一カ所のみ。その年の受験者全員が、同会場に集まって受験します。養成校など教育環境の拡充に比例して受験者数は年々増えており、近年の受験者数は150名前後(平成22年3月現在)。マークシート方式の筆記試験のみで、合格率は平均的に90%以上と高い確率ですが、幅広い分野の専門知識が求められる資格なので、十分な事前準備が必要です。
試験開催時期 | 毎年2月下旬〜3月上旬/年1回 |
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受験資格 |
※現在開校している養成校はいずれも(1)を対象としており、平成22年7月現在、(2)(3)に対応している機関はありません |
試験科目 |
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受験料 | 59,800円 |
申し込み方法 | 願書、卒業証明書など受験に必要な書類を、財団法人テクノエイド協会に提出する |
試験に関する照会先 |
財団法人テクノエイド協会 〒162-00823 東京都新宿区神楽河岸1番1 セントラルプラザ4階 TEL:03(3266)6882 / FAX:03(3266)6885 |
義肢・装具から採型、製作、適合までを一連の業務としているのは、実は日本特有。海外の同資格では、「義肢と装具」「製作と採型・適合」とで資格が分けられているのです。修得しなければならない専門知識や技術はとても多いですが、その分、身につくスキルや仕事の幅は広く、日本の義肢装具の技術は海外でも高く評価されています。