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仕事を知る

映像カメラマンの仕事

スタジオ収録から、セット撮影、屋外ロケまで
カメラを担げばどんな場所でもそこが仕事場になる!

映像カメラマンの仕事は作品の評価を左右することもあるほどで、映像作品の制作現場において重要な役割のひとつとなります。
映像カメラマンが、どのような作品やどのような現場で活躍しているのか、基本的なものをピックアップして紹介してみましょう。

映像カメラマンのおもな仕事

テレビ番組(スタジオ収録)

バラエティ番組や情報番組などのスタジオで収録する番組の撮影で、進行に沿って数台から十数台のカメラでさまざまなアングルから撮影します。その後、映像編集者がシーンとシーンを繋ぎ合わせ、スーパー(文字)や効果音などを加えて1本の番組として仕上げます。状況次第で撮影を止めたり、撮り直したりすることもあります。

テレビ番組(報道、旅番組など)

スタジオでの制作とは違い旅番組やお店の紹介などの取材映像は、少ない台数のカメラ、少人数のスタッフで映像を収めなければなりません。また、ニュース映像やスポーツ中継では撮影の失敗が許されないため、より確かな技術や豊富な経験を求められます。

映画・ドラマ

ストーリーに合わせて監督や脚本家・ディレクターの要求する映像を撮影します。シーンに合った映像にするためには、さまざまな撮影の技術を駆使することもあり、知識が豊富で経験を積んだ人材が求められます。コミュニケーションの中から相手の求めることを読み取る能力も重要になります。

ミュージックビデオ・CM

比較的短い時間のなかで作品の世界観を表現しなければならないため、映像編集者やカメラマンといったクリエイターたちの技術・センスが反映されやすいのが特長です。最新の撮影技術や映像加工を取り入れることも多いため、映像作品としての時間は短くても取り組みがいのある仕事です。

特殊撮影

撮影する機材や、撮影環境が普通とは違う仕事もたくさんあります。昆虫の世界を撮影するための接写用の機材や、水中の様子を撮影するための機材をはじめ、暗闇のなかでの撮影を可能にする専用の機材、高速の動きを鮮明に撮影するための機材などがあり、それぞれの撮影に合わせた知識と技術を求められます。