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仕事を知る

Webデザイナーの仕事

目的に沿った機能とデザインを提案
さまざまな種類のウェブサイトを手がけます

ウェブサイトをデザインすることがWebデザイナーの仕事ですが、求められる美しさやかっこよさは、ウェブサイトの種類によりさまざまです。Webデザイナーが手がけるウェブサイトを、目的や機能の違いでおおまかに紹介します。

企業サイト
会社案内パンフレットと同じ役割を果たすウェブサイト。掲載された文章だけでなく、デザインからも企業の理念やカラーがきちんと伝わるようにデザインされています。役員や取引先、沿革など定期的に更新される場合はメンテナンスのしやすさも求められます。
キャンペーンサイト
新商品の発売や、イベントの開催に合わせて開設されるウェブサイト。期間限定の公開であることも多く、Flashムービーなどを使ったにぎやかなデザインになっているものが多く、アクセスした人にわくわくする印象を与えます。
映画公式サイト
映画やテレビドラマの公式サイトは、芸能人が起用され、予告編動画やFlashムービーを使った華やかさが目をひきます。メニューをクリックしたあとのページの移動など、凝った仕掛けが使われるものも多く、制作者のセンスが問われます。
飲食店サイト
個人経営のお店もインターネットの普及で独自の宣伝がしやすくなりました。季節ごとのメニューのお知らせ、予約の受付など双方向のコミュニケーション機能を盛り込み、お店の雰囲気が伝わるデザインはWebデザイナーの腕の見せどころです。
携帯サイト
データがコンパクトであることや、携帯電話の小さな画面といったさまざまな制限のなかで、使いやすく洗練されたデザインが求められます。

ウェブサイト完成までの工程に広く関われるかがより良いデザインを提供するカギになる!

Webデザイナーは、デザインさえしていれば良いというわけにはいきません。よほど組織化された、大きな制作会社でなければその他の工程にも関わることになります。
WebプロデューサーやWebディレクターのように依頼主との打ち合わせの段階から関わり、Webプランナーのように企画に携わることもあれば、デザインだけでなく、アプリケーション(ソフトウェア)を使ってプログラム部分をこなすことも少なくありません。
ウェブサイト作成のどの部分から加わり、どこまで関わっていくかはそのデザイナー次第、その会社次第ですが、それぞれの工程を理解し知識を身につけることは、機能的で美しいウェブサイト作りにつながります。
ウェブサイトが完成するまでの流れを、デザイン以外の部分も含めて例を挙げて紹介しましょう。

Webデザイナーの仕事の流れ

オリエンテーション

依頼主と打ち合わせをします。どのような情報を伝えたいのか、どのうような機能を盛り込んだサイトにしたいかなどの要望を聞きだします。相手の考えを上手に聞き出し理解するコミュニケーション力が問われます。

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企画・提案

聞き出した情報に沿って、コンテンツの内容やどのようなデザインにするかを提案します。サイトの設計図・構成図をもとに依頼主と完成形を決めていきます。ここでもコミュニケーション力が重要になります。

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デザイン・パーツの作成

ここからがWebデザイナーの本領発揮です。全体のデザインはもちろん、アイコンやボタン、タイトルなどのパーツのデザインも決めて作り込みを進めます。Flashによるムービーなども同時に作成します。

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コーディング

ウェブサイトはゲームと同様にプログラムにより、目に見えるウェブサイトになります。このプログラム作業をコーディングと呼びます。デザインに沿ってコーデイングをし、ウェブブラウザで見られるサイトが作られます。

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仮アップロード

一般に公開されない状態でインターネット上にアップロードします。依頼主に完成した内容を確認してもらい、掲載された情報に間違いがないか、動作に問題がないかを検証します。

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完成

制作したウェブサイトに問題がないか、チェックと修正を繰り返してすべてがクリアになれば完成です。データをアップロードすればそのサイトに世界中からアクセスできるようになります。