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仕事を知る

動物看護士とは

獣医師をサポートする重要な仕事 獣医療の高度化やペットの高齢化などで、需要が高まっています

動物看護士は、動物病院で獣医師をサポートする仕事です。動物看護士、アニマル・ヘルス・テクニシャン(AHT)、ベテリナリー・テクニシャン(VT)などの呼び方があります。
しかし、ペットと人の関係の変化、ペットの高齢化、獣医療の高度化により、専門知識を持った動物看護士の需要が高まっている今、単なるサポートだけではなく、その仕事内容も多岐にわたっています。
また、動物病院においての動物看護士は、ペットと飼い主、獣医師の間に立ち、それぞれの気持ちや指示や情報を、正確に伝える役割も担っています。
10数年前までは動物病院に直接就職をし、働きながら学んでいましたが、このような変化の中で、現在は専門の学校で学んでから就職することが一般的です。

動物看護士として働くために、資格は必要ありませんが、いくつかの民間団体が資格を発行しています。

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SPECIAL INTERVIEW

動物看護師の魅力

治療している動物が回復していく姿にやりがいを感じます

木下 知枝さん

プロフィール

動物看護士
マーブル動物医療センター勤務

仕事を始めたときは、バタバタとひとりで慌てているうちにいつの間にか1日が終わっているという日々でした。知識も技術もまだまだで、何からどう手をつけ たらいいのかと、とても焦っていました。今は、飼い主様と獣医師の架け橋であるように、動物看護士の仕事をしています。「喜びの笑顔」「楽しませる笑顔」 「安心させる笑顔」などいろいろな笑顔があり、飼い主様と接していくうちにその「笑顔」ができるようになったことが、一番の成長だと思います。
治療をしている動物たちが、朝よりも夜,夜よりも翌朝と回復していく姿を見た時に、動物看護士としてのやりがいを感じます。心がけているのは、相手を思いやる気持ち。それは、飼い主様であったり、動物であったり、スタッフ間であったり。
飼い主様に「ここの病院へ来てよかった」と思い続けてもらうことが目標です。動物が好きだけではできない仕事、でも好きでなければ決してできない仕事だと思います。