なりたい仕事のことを知る ナリカタ

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先輩を知る

モットーはお客様が笑顔になること。
お客様の「悩みが解決した」というお話が私の喜びです

今井 めぐみさんビューティコンサルタント
(資生堂販売(株) 九州営業本部福岡オフィス ジャスコ香権浜店 勤務)

  • インタビュー内容・勤務先等は取材当時の情報となります

ロサンゼルスの海外研修がきかっけで、美に関わる仕事へ

私が化粧品会社の美容部員を将来の選択肢に入れたのは、福岡ベルエポック美容専門学校に入学して1年が過ぎる頃でした。きかっけはロサンゼルスへの海外研修。現地では、映画『猿の惑星』の特殊メイクや、顔に傷を作るメイクなどを楽しみながら学びました。また、参加して学生が現地の人にメイクをして競う「メイクコンテスト」もありました。この研修を通してメイク漬けの数日間を過ごし、おもしろい体験がたくさんできたことが「美にかかわる仕事がしたいと思うきっかけ」になりました。実は、トータルビューティ科に入学したものの、メーキャップが一番苦手だったんです。フルメイクは40分以内でと決められているのに、手際よくメイクできずに、時間内で終わらないこともありました。特に苦手だったのが、まゆを描くこと。左右対象にきれいに描くのが難しくて、投げ出したくなったこともありました。しかし、メイクは苦手でしたが、豊富な経験を持つ講師の方々の講義はとても楽しかったです。1年のときにはメーキャップ以外にネイルやエステ、ヘアなどの選択授業も豊富で、幅広く学ぶことができました。授業の中で特に印象深いのは、資生堂の元社員である講師の先生のメイクレッスン。メイク方法に加え、「メイクしながらカウンセリングする」という技もこの時に学び、今の仕事に活かしています。また、授業で学んだ色彩の知識のおかげで、お客様の肌色にあったアイシャドーや口紅をすぐに選ぶことができ、仕事で大いに活用しています。

心がけているのは、お客様に満足していただける接客

実は入社した当時もメイクは苦手でした。少しはできるようになったと思えたのは、2年近くたってから。きっかけは、4年に1回開催される、資生堂の美容部員が技術や接客を競い合う世界大会。その地区予選である西日本大会に福岡代表として出場したことでした。大会に向けて、1カ月前から会社のトレーニングマネージャーからつきっきりで指導を受け、休日も返上してみっちりとメイクの特訓もしました。これほど、真剣にメイクに打ち込むのは初めてでした。そして出場した予選大会ではまさに目からウロコが落ちる状態でした。百貨店やドラッグストア、GMS(総合スーパーマーケット)に分かれた部門別、さらに入社年数別に分け、それぞれが腕を披露しました。普段なかなか目にすることができないビューティーコンサルタントのメイクが見られたことや、入社年が同じ人たちのレベルを知ることができ、とても刺激になりました。
現在は、女性一人ひとりの肌の悩みに合わせたスキンケアの紹介やカウンセリング、メーキャップ、さらに月1度のメイクレッスンなどのイベントを担当しています。平日は15〜20人、土日になると1日40人以上を接客することもあります。どんなに忙しくて限られた時間でも、心がけているのはお客様が満足できるような接客です。私の仕事のモットーは、来てくださったお客様がみな笑顔になること。「あなたのおかけで悩みが解決しました」とか、「教えてもらったメイクが彼氏や友人に褒められました」という話を聞くと、私もうれしくなります。ここには、同年代の人から子連れの母親、年配の人まで幅広い年代の人がやってきますから、どんな人にも適切なアドバイスができるようになることが、今の私の目標です。