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- ISO 14001
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「ISO(International Organization for Standardization)」とは、日本語では「国際標準化機構」と訳され、工業分野における様々な規格を標準化し、国際規格を策定するための機関。 このうち、環境マネジメントシステムに関する規格が「ISO 14001」。
一般的に、ISO 14000、環境ISOと言われる時はこの「ISO 14001」を指すことが多く、組織活動や製品、サービスによる環境負荷を軽減するなど、環境への影響を持続的に改善するためのシステムを構築し、そのシステムを継続的に改善していくことなどが要求されている
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- NPO (Non-ProfitOrganization)
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「ボランティア活動などの社会貢献活動を行う、営利を目的としない団体」の総称のこと。
1998年の「特定非営利活動促進法(NPO法)」に基づいて法人格を取得した団体を「特定非営利活動(NPO)法人」とよぶ
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- NGO (Non-Governmental Organization)
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「非政府組織」のこと。環境、平和、人権など地球規模の問題の解決を目指し、市民が「非政府」「非営利」の立場で取り組んでいる組織
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- 京都議定書【きょうとぎていしょ】
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1997年12月、京都市の国立京都国際会館で開かれた「COP3(地球温暖化防止京都会議)」で議決した議定書。
地球温暖化の原因となる二酸化炭素 (CO2)などの温室効果ガスについて、各国ごとに削減率を定め、約束期間内に目標値を達成することが定められた。日本では、2008年〜2012年の間に、1990年のCO2排出量から6%を削減することが目標とされている
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- クリーンエネルギー
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太陽光・熱、風力、波力、水力など、自然現象から得られるエネルギーのこと。二酸化炭素(CO2)や窒素酸化物(NOx)などの環境汚染物質を出さない、またはその排出が極めて少ないといわれている
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- サーマルリサイクル
- 廃棄物を燃料として利用すること。日本では「熱回収」と言われ、ごみの焼却から得られた熱を、発電や施設内の暖房・給湯、温水プールなどに利用している
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- 3R
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Reduce(リデュース)、Reuse(リユース)、Recycle(リサイクル)の3つの英語の頭文字を表したもの。
「Reduce」=廃棄物の発生抑制・・・廃棄物となりうる資源の利用をできるだけ少なくすること
「Reuse」=再使用・・・使用済の製品を回収し、再使用や再利用を行うこと
「Recycle」=再資源化・・・使用済の製品や、製造の過程で発生した廃棄物を回収し、原材料として利用したり、焼却時の熱をエネルギーを利用すること
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- 酸性雨【さんせいう】
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硫黄酸化物や窒素酸化物が大気中へ放出され、これが雲粒に混じることによって化学反応がおこり、酸性度の強い雨として降下する現象。
原因としては、工場や火力発電所で、石炭などに含まれる硫黄分が燃焼されること、また、火山の噴煙といった自然現象があり、これによる影響としては、森林被害や生態系の破壊などがあげられる
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- COP (Conference of Parties)
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日本語では「気候変動枠組条約の締約国会議」と呼ばれる。この3回目の会議が「COP3」であり、1997年に京都で開催され、京都議定書が議決された
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- 森林破壊【しんりんはかい】
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過剰伐採や農地への転用、酸性雨などの影響によって森林が失われること。1990〜2000年の間に、全世界で約9400万haの森林破壊が確認されており、多数の生物が生息する熱帯雨林の森林破壊が特に深刻化している
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- ゼロエミッション
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製造工程などで排出される廃棄物を、別の産業の資源、原料として活用することによって、全体としての廃棄物の排出(=エミッション)をゼロにしようとする考え方
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- 地球温暖化【ちきゅうおんだんか】
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大気中の二酸化炭素 (CO2)など、熱を吸収する「温室効果ガス」の濃度が高くなることによって、地球全体の温度が上昇する現象。
これによって平均海面水位が上昇し、さらなる進行によって、異常気象や干ばつ、自然生態系や農業への影響が懸念されている
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- 地球サミット【ちきゅうさみっと】
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環境と開発に関する「国連開発環境会議(UNCED:United Nations Conference on Environment and Development)」の通称
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- 二酸化炭素規制【にさんかたんそきせい】
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「CO2排出量規制」とも呼ばれ、地球温暖化の原因の一つとなっている二酸化炭素 (CO2)の「自動車」からの排出量を削減するために、各国や地域で導入されている規制のこと。日本では、二酸化炭素の排出量=燃料消費量として、自動車の燃費基準値が設けられている
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- 燃料電池【ねんりょうでんち】
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主に水素などの燃料と、酸素などの酸化剤を化学的に反応させることで生じるエネルギーを、電気として直接取り出す発電装置のこと。二酸化炭素 (CO2)や窒素酸化物(NOx)といった大気汚染物質の排出も少なく、高い発電効率が得られるため、新しい発電技術として期待されている
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- 排出量取引【はいしゅつりょうとりひき】
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国や企業ごとに、二酸化炭素 (CO2)の排出枠を定め、排出枠が余った国や企業と、排出枠を超えた国や企業との間で取引する制度
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- PDCAサイクル
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Plan(計画)→ Do(実行)→ Check(評価)→ Act(改善)という、サイクルを構成する次の4段階の頭文字をつなげたもので、生産管理や品質管理などのを円滑に進める手法の一つ。このサイクルを繰り返すことによって、業務が継続的に改善されるという考え方
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- ヒートアイランド現象【ひーとあいらんどげんしょう】
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郊外に比べて都市部の温度が高くなる現象。原因としては、緑地や農地などが減少し熱の蒸散効果が低下する一方で、コンクリートなど人口構造物やアスファルトの面積が増え、冷暖房や自動車による人工排熱が増加していることなどがあげられる
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- リサイクル法
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循環型社会の形成を目指して制定された法律。「家電リサイクル法」「食品リサイクル法」「容器包装リサイクル法」「建設リサイクル法」「自動車リサイクル法」の5つが存在し、分別回収や再資源化を促進するための仕組みが定められている
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- レッドリスト
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「国際自然保護連合(IUCN)」が定めている「世界中で絶滅の恐れがある野生生物の種のリスト」のこと。日本でも、IUCNの基準にもとづき、環境省がレッドリストを作成している
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- LOHAS (Lifestyles Of Health And Sustainability)
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自分の健康とともに、地球環境や自然保護を気づかい、持続可能な社会を志向するライフスタイルのこと