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食品開発技術者への道のり

食品に関する専門知識、分析や開発の技術が必須の仕事。
必要知識を学んだ後、資格を取ってプロの現場へ!

食品開発技術者になるには、栄養学や食品衛生といった食品に関する専門知識、食品加工や分析、開発のための技術など、とても幅広く高度な専門スキルが必要になります。
企業の採用基準としてもその分野の専門性が必須とされているため、バイオテクノロジー系、調理系の専門学校や短期大学、食品工学や栄養学を扱う4年制の大学などで知識、技術を学ぶのが一番の近道だといえます。

卒業後の進路、就職先としては、食品メーカーや食品研究施設、また、調理器具メーカーやファミリーレストランの開発部門など様々な場所があります。
国家資格のように、資格がなければ仕事ができない、ということはありませんが、「バイオ技術者」や「食品衛生責任者」、調理系の学校であれば「管理栄養士」などの資格を取得しておくと、現場でも活かすことができ、採用時にもスキルレベルの目安とされるため、在学中にこれらの資格を取得して就職に臨む人がほとんどです。

知識や技術を学び、資格取得にチャレンジ!

食品開発技術者になるために、特に決まったルートや国家資格などはありませんが、現場では、薬理学や解剖学、分析化学といった幅広い分野の専門知識、また、安全性試験など様々な実験の技術、機器の操作技術が求められます。
高い専門性が要求される職種であるため、養成施設で必要な知識を学び、「実験動物技術者」「危険物取扱者」などの資格を取得して就職に臨むことが一番の近道でしょう。

医薬品開発のため、就職先は製薬会社や化学メーカーがほとんど。資格がなければ就職できない、ということはありませんが、現場では実験を行うにあたり必ず必要とされる資格がありますので、製薬会社の場合、持っていない資格は入社後に取得する人がほとんどです。

「実験技術」が必要とされる仕事!

幅広い専門知識が求められる職業ですが、開発の現場では、実験動物を使った安全性試験や化学物質の分析など、膨大な「実験」を行いますので、養成施設で学ぶ段階で、実験動物の取り扱いや実験器具の操作に慣れ、実践力を身につけておくことがポイントだといえます。

食品開発技術者までの道のり