なりたい仕事のことを知る ナリカタ

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研究者一人ひとりの前向きな姿勢が何より大切。薬の「安全」を守る、大切でやりがいのある仕事です

橋本 喜子さん医薬品開発技術者(東和薬品工業株式会社 研究開発本部 勤務)

  • インタビュー内容・勤務先等は取材当時の情報となります

今注目の「ジェネリック医薬品」の開発に携わっています

「ジェネリック医薬品(※1)」のメーカーで、医療用医薬品の薬効成分の分析や、医薬品の開発に携わっています。医薬品に含まれる薬効成分は、その投薬量が少なすぎては効果がなく、多すぎると副作用をもたらす、取り扱いにとても注意が必要な物質です。
ですから、医薬品の薬効成分を分析して、安全性や有効性を確認することはとても大切な作業。責任の重い仕事ですが、その分やりがいのある仕事だと思っています。

※1:ジェネリック医薬品・・・特許の期限を向かえた医薬品をもう一度製剤化し、低コストで販売される医薬品

チャレンジ精神、前向きな姿勢こそが未来につながる

医療用医薬品の分析や開発を行うときに大切なことは、バイオテクノロジーや化学分析、医療に関わる専門知識、専門機器の操作技術はもちろんですが、探究心やチャレンジ精神を忘れないことだと思います。 私は、学生時代から日々の授業でも目標をもって取り組んできましたが、その一つひとつの授業や学外研修、また勤務先での様々な経験を通して、一番必要なのは「前向きな姿勢」だと感じています。スタッフ一人ひとりの前向きな姿勢こそが、この分野の発展につながるのではないかと思います。

橋本さんの職場

東和薬品工業株式会社

水なしで飲める薬、子ども向けの苦くない薬など、TVCMでも知られるジェネリック医薬品のリーディングカンパニー。日本全国に事業拠点を設け、ジェネリック医薬品の研究開発や生産を行っている