専門知識はもちろん、問題を見抜き解決する力、
柔軟な思考やプレゼンテーション力も求められます
必須資格はありませんが、これらの資格があると就職にも有利です
システムエンジニアとして特に必須となる資格はありませんが、コンピュータ全般に関する専門スキルが必要とされるため、「情報処理技術者」や「マイクロソフト認定技術資格」などの資格を取得しておくと、就職時に有利になったり、資格手当がつくといったメリットがあります。
クライアントの話を聞きながら、瞬時に「課題」と「ニーズ」を発見し、その解決策を提案することが必要になるため、まずはお客様のニーズを的確に把握する読み取ること、ヒアリング能力が必須です。
また、もしお客様から「こうしたい」という希望があったとしても、「課題はそれで解決できるのか」「問題の根本はどこにあるのか」と多角的に考えるための柔軟で深い思考力、そして「ではこういうシステムはどうか」という提案を、分かりやすく、正確に伝える力、表現力が大切になります。
エンジニアというと、一人でPCに向かっているイメージがありますが、システム開発はチームで行うことがほとんど。そのため、意思疎通を図るコミュニケーション力やプログラマをまとめるマネジメント能力、自分の意図やプロジェクトの目的などをチームにしっかり伝える力も必要になります。
また、クライアントがコンピュータにあまり詳しくない場合もありますので、そういったクライアントに対して分かりやすい言葉で説明したり、相手のニーズを的確に汲み取ること、そして説得力のある提案をするためのプレゼンテーション能力も大切です。
クライアントが相手の仕事であるため、納期を守ることは必須。それに間に合うようスケジューリングしたり、進捗を管理すること、また、そのためにはスタッフとのチームワークも大切になります。
専門性が高く、テクニカルな職業ではありますが、クライアントとの折衝があったり、プログラマをマネジメントしたりといった、人間関係を円滑にする力や交渉力が求められるため、「人付き合いが苦手」という方には、基本的に向かない職業だといえるでしょう。
システムエンジニアは、高度なスキルが求められる技術職でありながら、豊かな「人間力」も求められる、「コンピュータシステム」と「折衝」のエキスパートでもあるのです。
専門的な技術が求められるシステムエンジニアですが、チームで進める仕事であり、クライアントとの折衝もあるため、コミュニケーション力や、システムの内容を分かりやすく説明するスキルも求められます。 また、長期間にわたるプロジェクトもありますので、業務をスムーズに進めるためのスケジュール管理はもちろん、体調管理や自己管理をしっかり行うことも大切です。