なりたい仕事のことを知る ナリカタ

  • ナリカタコラム

なりかたを知る

必要な知識・求められる資質

コミュニケーション力はもちろん、
他者の気持ちに寄り添う思いやりが不可欠!

必要資格
  • ・介護福祉士 国家資格
求められるスキル・資質
  • ・コミュニケーション力 ・冷静な判断力 ・協調性 ・体力 ・忍耐力・思いやりをもって介護をできる人 ・向上心と探究心のある人

危険を察知するアンテナをもって素早い状況判断を

介護福祉士は、身体の不自由な人の生活を支える仕事なので、何よりもまず「人のお世話をすることが好き」であることが絶対条件です。その上で、豊かな人間性と幅広い教養を備え、高齢者や障がい者に対して思いやりをもって接することができる人に向いている職です。
介護の現場では、専門知識や介護テクニックはもちろんのこと、利用者やその家族の気持ちを汲み取る力、コミュニケーションスキルは欠かせません。精神的ケアにおいて心がけなければいけないのは、常に人権尊重の視点に立ち、細やかな心配りをしながら、誠意をもって対応すること。そして、様々な問題に対して冷静かつ臨機応変に対処し、適切な助言・指導を行うこと。たとえば認知症の高齢者などのお世話をする場合や、施設などで複数の人を同時にケアしなければならない状況では、突発的なアクシデントも少なくなくありません。そのため現場では、常に危険を察知できるアンテナをもち、素早く状況判断をして行動できる人が求められます。
介護とは、様々な人が協力し合って初めて成り立つもの。介護の対象となる当事者だけでなく、ほかの介護スタッフや外部機関との連携においてもコミュニケーションは重要な要素です。自分の意志を強くもちながらも、調和を重んじて協働ができる、協調性のある人に適性があるといえるでしょう。

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自己の安全管理や体調管理も大切!

介護業務は、トイレや入浴の介助、車椅子への移乗や歩行の援助など、利用者を抱えたり支えたりする動作も多いので、「ボディメカニクス」を活用し、適正な身体の使い方を実践して腰痛予防に努めることや、感染予防の正しい知識により自己の健康管理を行なうことも、長く介護の仕事を続ける上で重要なことです。
介護福祉士の仕事は、高齢者や障がい者などたくさんの方とふれあいます。そのたくさんの出会いや様々な問題と真摯に向き合うことで、多くの気づきを得ることができます。向上心と探究心をもって臨めば、さらに興味は広がり、大きなやりがいと満足感を得ることができるでしょう。

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高齢者や障がい者の生活を心身の両面からサポートする介護福祉士には、幅広い教養と確かな介護テクニックに加え、利用者や現場の人々と上手に関わっていけるコミュニケーション力が不可欠。思いやりをもって介護にあたり、突発的なアクシデントにも素早く行動できる冷静な判断力が求められます。また、ハードな現場を乗り越えていける体力と忍耐力、様々な問題に前向きに取り組める向上心が必要です。