なりたい仕事のことを知る ナリカタ

  • ナリカタコラム

仕事を知る

調理師の仕事

能力に応じて作業を担当、総料理長は調理場全体のマネージメントが仕事です

調理師(シェフ)の仕事は、料理を作ることが主な仕事です。
その他、食材の仕入れ、メニューの開発、衛生面の管理も大切な仕事ですし、自分の店を持てば、売上管理なども行います。
小規模の個人店では、全てをひとりの料理人が担当していることもありますが、ホテルや多くのレストランでは、大勢の調理師が働いており、その経験や実力により、作業を分担して料理を作っています。

写真1

日本料理の職種とフランス料理の役職システムを紹介します。
(一部抜粋、職名には別の名称もあります。)

日本料理店(例)

花板

板場を仕切る料理長、全体を取りまとめる役割。板前、本板、立板とも言われます。

脇板

「にばん(二番、二板)」とも呼ばれます。

椀方

煮物を担当します。汁物作りを統括ます。

煮方

煮物を担当します。味付けを行う大切な役割を担うことになります。

焼き方

焼き物を担当。

揚げ場

揚げ物を担当。

追い廻し

仕込みや盛りつけなどを担当。ここからスタートします。

フランス料理(例)

シェフ・ド・キュイジーヌ

料理長で厨房全体の責任者。

スー・シェフ

副料理長。

シェフ・ド・パルティ

部門別料理長。デミ・シェフとも呼ばれます。

キュイジニエ

特定の料理の調理を担当。

ソーシエ

ソース、暖かいオードブルを担当。

ロティシュール

焼き物を担当。

ポワソニエ

魚と魚介料理を担当。

コミ

全てのセクションの用具管理や雑用担当。ここからスタートします。