なりたい仕事のことを知る ナリカタ

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なりかたを知る

必要な知識・求められる資質

デザイン力は必要なスキルのひとつ。
多くの力を求められるのが、プロフェッショナル!

プロダクトデザイナーがデザインを提案して採用されるまでに、どんな技術や知識が必要となるでしょうか。
まずは、デザインの前に製品の特徴やコンセプトを正確に聞き出さなければなりません。人と話すこと、話しを聞きながら分析して足りないことをさらに引き出すコミュニケーション力は仕事に欠かせません。次に聞き出した情報を元にデザインをたくさん考えます。アイデアを普段からストックする努力、アイデアをうまくひらめくノウハウ、さらに製品をデザインするためには、さまざまな素材についての知識や材料コストについて、使う人の手や体にフィットさせるための人間工学の知識、空気抵抗などを考慮するための流体力学などさまざまな専門知識が必要となります。
そして、たくさんのアイデアをスケッチするための画力、デッサン力はもちろん、プレゼンテーション用の3DCGや模型をを制作するための技術と知識、さらにそれらのアイデアを効果的にアピールするためのプレゼンテーション力も必要です。ときにはプレゼンテーションのための資料を自分で作成することもあります。デザインの修正をお願いされたなら、その修正についてよく理解するためのコミュニケーション力がここでも求められます。また、色彩設計まで仕事に含まれる場合は、デザイン力に加えてすぐれた色彩感覚が必要になります。
その他にも、常に新しいものを追求したり吸収したりできる姿勢や、仕事に対する集中力などもプロダクトデザイナーにとって重要な資質といえます。