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資格・試験情報

国内外を問わず様々な種類の資格試験があります。
「一流」を目指すなら国際ライセンスにも挑戦を!

日本では現在、エステティシャンに関する公的な資格やライセンスなどは定められておらず、「この資格がなければエステティシャンになれない」ということはありません。ただし、実際はプロのエステティシャンのほとんどが何らかの資格を持っているのが現状で、就職時にもスキルレベルの目安となりますので、資格を取得した上で就職に臨むケースが一般的となっています。
エステティシャンの資格には、各協会が主催する様々な資格試験が存在し、中には、世界的に認知されている国際資格もあります。また、エステティシャンの資格だけでなくネイルやメイク、アロマテラピーなど"プラスアルファ"の知識、技術を身につけておくと、より総合的な美を提供できるようになり、エステティシャンとしての可能性やスキルの幅もさらに広がります。

エステティシャン資格の主な種類

エステサロンへの就職には必須!

【AEA認定エステティシャン】

日本エステティック業協会(通称AEA:ALL NIPPON ESTHETIC ASSOCIATION)が認定するエステティシャン資格。
基礎レベルの「AEA認定エステティシャン」から、「AEA上級認定エステティシャン」、世界に通用するエステティシャンを目指す「AEA認定インターナショナルエステティシャン」まで、レベル別に3種類の資格が存在します。
中でも、「AEA上級認定エステティシャン」は業界における評価も高く、大手サロンへの就職を目指すなら必須といわれる資格です。
「AEA認定エステティシャン」と「AEA上級認定エステティシャン」については、AEA認定校で所定のカリキュラムを修了するか、指定される年数の実務経験があれば受験資格が得られます。

主催:一般社団法人 日本エステティック業協会

業界最大手の協会が認定する資格試験

【認定エステティシャン】

個人会員約19,000名、法人約160社という日本最多の加盟者数を誇る「日本エステティック協会」の認定資格。
協会の認定校で所定のカリキュラムを修了し、筆記試験と、フェイシャル(手技・機器)、ボディ(手技)、ワックス脱毛の実技試験に合格することでディプロマ(資格免状)が得られます。認定校では在学中に実技試験を受験でき、1000時間以上のコースであれば筆記試験が免除されます。

主催:一般社団法人 日本エステティック協会

海外でも通用する国際的認定資格!

【CIDESCOインタ-ナショナル・エステティシャン】

世界30カ国以上に支部を持ち、業界で最も権威あるエステティックの国際組織「CIDESCO(シデスコ)」が認定する国際ライセンス。国際共通基準で難易度の高い資格試験ですが、世界的認知度も非常に高く、多くのプロエステティシャンが目標する資格でもあります。
試験は筆記試験と実技試験で構成されており、「CIDESCO国際認定校」で所定のカリキュラムを修了するか、3年以上の実務経験を積むことで受験資格が得られます。
合格すると、CIDESCO加盟各国共通の国際ディプロマ(資格免状)が授与され、海外で活躍することもできるようになります。

主催:一般社団法人 CIDESCO-NIPPON

その他、エステティシャン、美容に関する資格試験

【アロマテラピー検定】

リラクゼーションやストレスケア、健康増進にも役立つアロマテラピー。アロマの専門知識を身につけておくと、オリジナルのアロマを使ったマッサージなどもできるようになり、エステティシャンとしてのスキルアップにも、また、独立して自分のお店を持つ時などにも役立ちます。
検定試験は「日本アロマ環境協会(AEAJ)」の主催により、年2回、5月と11月に開催。年齢や経験を問わず誰でも受験でき、試験では精油の基礎知識やアロマテラピーの歴史、また、実際に香りを嗅いで精油名を答える香りのテストなども行われます。
2級と1級があり、1級に合格するとさらに上級のライセンス「アロマテラピーアドバイザー」や「アロマセラピスト」の受験資格も得られます。

主催:社団法人 日本アロマ環境協会

【JMAメイクアップ技術検定】

国際的に通用するメイクアップアーティストの育成を目指し設けられた検定試験。4級から1級まであり、下の級に合格すると次の上位級を受験できます。
4級は筆記試験のみで、皮膚科学理論やキンケア理論、メイクアップの基礎知識などが問われる試験。3級以上は実技試験もあり、スキンケアやベースメイクの実技能力、1級では接客マナーやカウンセリングのスキルも問われます。
エステティックのスキルに加え、メイクアップの知識や技術を身につけておくと、総合的な美をプロデュースできるようになり、自分の活躍フィールドもより広くなります。

主催:社団法人 日本メイクアップ技術検定協会

【ネイリスト技能検定】

今ではファッションの一部として当たり前となったネイルアート。顔やボディだけでなく「指先」の美しさまでプロデュースできるようになると、「美」に関わるプロとしてのクオリティもぐんと高まります。
国際的に通用するネイリストの育成を目指し設けられた検定試験。3級から1級まで、すべて筆記試験と実技試験があり、両方100点満点中80点以上で合格になります。
各級で求められるスキルレベルは次のとおり
1級:トップレベルのネイリストとして必要とされる総合的な技術及び知識
2級:サロンワークで通用するネイルケア、リペア、チップ&ラップ、アートに関する 技術及び知識
3級:ネイリストベーシックのマスター。ネイルケアに関する基本的な技術及び知識

合格率: 3級:88.32% 2級:41.10% 1級:38.44%

主催:一般財団法人 日本ネイリスト検定試験センター