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専門用語集

ロボット設計技術者に関する用語集

  • 温度センサ【おんどせんさ】
    室温や外気温、水温といった温度を検出するための感知器(センサ)のこと。接触型と非接触型に大別でき、接触型が、直接対象物に触れて温度を測定するのに対し、非接触型は、対象物が放つ赤外線を計測し、その赤外線量から温度を測定する。
    接触型は構造が簡単なため、冷蔵庫や炊飯器、電気ポットをはじめ様々な分野で利用されており、気象庁の電気式温度計もこれにあたる
  • シーケンス制御【しーけんすせいぎょ】
    「あらかじめ定められた順序または手続きに従って制御の各段階を逐次進めていく制御」と定義されており、同じ順序でロボットを動かしたいと思うときに用いられる。
    実用例としては、全自動洗濯機やエアコン、信号機、自動販売機、エレベーターや自動ドアなどがある
  • サーボ機構【さーぼきこう】
    位置や角度、方角、姿勢などを自動制御する技術。ロボット操作、遠方操作、無線操縦などに利用されており、実用例としては、飛行機や船舶の自動操縦、人工衛星や宇宙船の姿勢操作、工業機械やレーダーの駆動装置等にも幅広く利用されている
  • サーボモーター
    サーボ機構に用いられるモーター。種類としては電動機や油圧モーターがあり、市販されているサーボモーターには「ACサーボモーター」「DCサーボモーター」「ステッピングモーター」などがある
  • ジャイロセンサ
    傾きや角度、または傾きの速度(角速度)を検出する計測器(センサ)のことで、「ジャイロスコープ」「角速度センサ」ともよばれる。
    もともとは船や飛行機、ロケットなどの姿勢制御に用いられていたが、近年では、カーナビゲーションシステムや自動運転システム、デジタルカメラやビデオカメラの手ブレ防止機能、ゲームのコントローラーなどにも応用されている
  • センサ
    温度や光、動き、位置、距離、磁気、超音波などを検知、検出する装置、または部品のこと。変化の物理量、化学量を電気信号に変換するシステムで、自動制御で動く機械やロボットには必須の機能とされている。検知するものによって「◯◯センサ」と呼ばれることが多い
  • 光センサ【ひかりせんさ】
    光の断続や強さを探知して電気信号に変換する計測器(センサ)で、「フォトセンサー」とも呼ばれる。
    可視光の他、赤外線、温度分布、紫外線などを利用して対象物の有無や大きさ、高さ、そして色や明るさ、反射パターンなどを検出する。
    実用例としては、暗くなると点灯する街路灯や、人が部屋に人がいるときだけ点灯する蛍光灯等が挙げられる
  • マイクロフォン(マイクロホン)
    音声を電気信号に変換し、拡声器で再生したり送信する装置のこと。通称「マイク」。
    音波の振動をマイクカプセル内の振動板で受け、その機械的運動を電気信号に変える「触覚センサー」でもある
  • マイクロメータ
    0.01㎜という精密な長さを測定できる測定器。精密なネジ機構に測定したいものをはさみ、挟んでいる二点間の距離を測定することによって精密な長さを測定する。一般的に、0〜25㎜程度の小さなものを測定する時、例えば針金などの外径を正確に測りたい時などに使用される
  • モーションセンサ
    「加速度センサ」とも呼ばれ、物体の加速度を計測する装置。一定時間の間に速度がどれだけ変化したかを計測したり、重力による運動の変化を計測することで、物体の傾き具合を検出することもできる。
    実用例としては、エアバッグの衝突探知やエレベーターの制御装置、また、携帯電話やデジタルカメラの液晶画面が、自動感知で縦横の表示を切り替える機能や、ゲーム機として有名な任天堂「Wii」のコントローラも、このモーションセンサによるもの